頑張れ熊電

「＜中古車両＞熊本電鉄が購入へ　経費節減にも」…東京メトロ03系を熊本電鉄が3編成購入する話は今年1月20日の当VOYAKIで触れているが、上記記事にはそれ以外にも気になることが。
まず熊本電鉄では今回の03系3編成購入後は、別の鉄道会社から中古車両を購入する計画があるという。それはどこだ？いろいろな会社で置き換えが進んでいるから予想は困難だが妄想はできる。18m3扉車ということであれば東武20000系か、近々置き換えが始まると言われている都営浅草線の5300系か。都営の車両はあんまり中古車で出ないイメージがあるが、熊本電鉄には元三田線の車両が今も現役なので、そのつてがあるのかも。
5300系は標準軌なので熊電に再就職するなら台車を別途調達しなければならないが、そこはefWingを使うということで(^_^;)　それ以外にも、それこそメトロ03系の中間車の台車を転用するとか、出物は豊富かと。
もし20m車を買うというのであればそれはもう無尽蔵。妄想すら困難(^_^;)　まあ、鉄ヲタの度肝を抜く驚きの中古車を買ってきてくれたら面白いなと思う。
もう一つは中の人のお言葉⇒「今回は状態の良い中古電車が手に入る最後のチャンス。大手電鉄から１８メートル車両が消える１０、２０年後には、地方の私鉄が共同して１８メートルの新車両を開発する必要に迫られるのではないか」…ううむ、そうかあそうかもしれないなあ。しかし実はそれに近い存在が最近誕生した。
それが一畑電車の新車7000系。島根県のローカル私鉄・一畑電車が90年ぶりに導入したオリジナル新車で車体はJR四国7000系がベース・走り装置はJR西日本225系がベースという合いの子仕様となっている。
この電車は国と沿線自治体の全額費用を持った。つまり「買ってもらった」ものだが、どこの鉄道も誰かに買ってもらえるわけではないから、将来は多くのローカル私鉄がこの7000系のような車両を複数の会社がお金を出し合って買うような感じになるのではないか。
あと余談ながら熊本電鉄は「０３年度と比べると沿線の人口増加などで熊本電鉄の利用者は約１．６倍に伸びた」なんですと！？すごいな熊電。私が乗った20年前はもっと寂れた感じだったが盛り返しているのか。もっともっと頑張れ。