恐怖のサウジ高速鉄道

ありえない問題続く「サウジ砂漠鉄道」の悪夢」…サウジアラビア初の高速鉄道はスペインが受注したそうな。着工してから5年でようやく全線で高速運転ができた、とのことだが、日本だと用地買収に時間がかかって5年じゃ絶対無理だよ(^_^;)
サウジアラビアといえば私のイメージでは砂漠、だが、当然のようにこの高速鉄道は砂漠の砂に苦しめられたそうだ。そらそうだ、鉄道に砂は大敵。タイトルにありえないと書いてあるが、サウジと来た時点で砂のことは念頭に置かないと駄目だろう。日本だと砂がたまりやすい線路には「防砂林」を設けるが、砂漠に防砂林など作れるわけもなく。結局、運転士が目視で砂の状況を見て減速運転する、というなんとも心細い解決法(いや解決しねーなこれ)で無理やりまとめた。
もうひとつ面白いのが、運転士に当初はスペイン人を選ぼうとしたがムスリムじゃないと、という要望を受けて地元サウジ人を雇おうとした。が、「サウジの人は注意力散漫、集中力そして活力の面で高速列車の運転には適さない」ということで同じ宗派のパキスタン人を雇うことにしたとか。どんだけ使えないんだサウジ人(^_^;)
せっかく線路が出来て列車も全線で高速運転ができることを確認した、というのに今度は駅が全然出来てない。ここら辺は日本では想像もつかない怠慢ぶり。問題山積みでまともに走れるのかどうかも怪しいサウジの高速鉄道、その恐怖度は中国のよりも高い?