有馬記念観戦

競馬場に来てすぐ、馬券は9レースから11レース(有馬記念含む)まで全部一括購入してすぐにスタンドに出て「居場所」を探した。例年、有馬記念を観戦するスペースの確保が困難で、オルフェーヴルが勝った時はほどんどレースが見えず心底がっかりした。去年もほとんど見えず、今年こそは早め行動でナマ観戦してやる!と。その結果、コンクリではあるがスタンドに座る場所を確保。そこから有馬記念が発走するまで60分くらいじっと待った。途中でトイレに行きたくなったが、もう身動きは取れないので我慢だ。友人Hは出遅れて15時前ごろ競馬場に来やがった。もう合流はできない。
今年はキタサンブラックの引退レースということで圧倒的一番人気、中山との相性も良くキタサン買わない奴はアホ。2,3番人気も買い、残る3頭は人気薄からクイーンズリング(鞍上ルメール騎手なので)、レインボーライン(ステイ産駒なので)、トーセンジョーダンを選択。トーセンジョーダンは15番人気だが、母トゥザビクトリーの血統は有馬と縁が深く母も兄たちも当レースで馬券対象になっているので、大穴期待。
そしてレースがスタート。キタサンがスタートを決めた!あまりにも見事なスタートで、誰もがスタート直後にキタサンの勝利を確信したことだろう。でも誰かがプレッシャーをかけに行くのではないか、と期待したのだが、2番手につけたのはシャケトラ、鞍上は福永騎手。…無いな。
というわけで最後の直線でもキタサンが大きくリードを広げて勝利は確実。でも後に何が来るかが問題だ。クイーンズリング来てる!2番人気スワーブリチャードも来てるな!これは当たる…でも両馬の間にもう一頭いる。それが何かわからぬままゴールイン。
私にはシャケトラが差し返してきたように見えた。シャケトラ買ってねえ…。しかしそれは完全な勘違いで、間にいて3着に入ったのは3番人気シュバルグランだった。ああ、久しぶりに有馬記念が当たった。
当たったとはいえ大勝利とは言えないので最終レースにも精を出すが、全くかすりもせず。やはりギャラクシーステークスは止めとけばよかった(中山も当たらなかったが)。結局、新聞代と競馬場の入場回数券の分だけ儲けて、交通費までは出なかった。
レース終了後はいつものようにオケラ街道を歩いて京成東中山駅に。でも今年はオケラじゃない。儲かってもないけど。友人Hと忘年会して、珍しくドリンクの中にニッカ・カフェグレーンがあるのを見つけて飲んでみたらうまかった、という発見が嬉しかった。
それにしても今日のキタサンはひときわ強かった。後世に名を遺す名馬というのはこういうものだろう。まさに大団円という感じだった。