三江線が大変なことになっていた

廃線間近の路線、天空の駅に歓声 乗車できないケースも」…来年3月に廃止が決まっているJR西日本三江線が今大変な状況になっていると聞いてビックリ。車体の小さいキハ120が単行でちんたら走るのが普段の三江線だったが、今は始発から超満員。乗りとおすと3時間以上かかるローカル線で満員立ちんぼとか絶対にイヤ。乗らないほうがマシ。
なんと積み残しまであるらしいから、もうなんともかんとも。一日数往復しかないのに積み残されたら何したらいいのかわからん。もっとも記事を読むと「観光バスで乗り付けて単区間を乗車する」客もいると書いてあるので、積み残されているのは多分そいつらだろう。始発から超満員で終点までみんな降りないのだから、途中駅から乗ろうとしても乗れんだろ。
地元の利用客にはなんとも迷惑な話で、これで路線収支が劇的に改善したところで来春の廃止は覆らないけど、お祭り騒ぎだからもうどうしようもない。実は私も今年8月に徳山に行ったついでに三江線にお別れ乗車しようと思って計画は立てた。前日に江津に宿泊して江津5時20分発に30分以上前から並んで乗車すれば座りたい位置に座席を確保できるだろうと目論んだ。(30分以上前とは、浜田からの朝一番の列車が到着する前に並ぶ目的である)
ところが…江津の宿が取れない。まさか三江線のために宿が満室なのか?ネットで予約できない旅館に直接電話したら宿がゲットできるのではないかと思ったが、ちょうどお盆の時期なのでそれで混んでるのかもしれない。結局江津は断念して徳山へは往復飛行機にしたわけだが、こういう話を聞くと江津の宿が満室だったのはやっぱり三江線がらみだったのかなと思った。
どうやらお別れ乗車は断念せざるを得ないようだが、三江線は昔乗った時にいつまでもだらだら走ってかなり退屈した印象だったので、万難を排して乗らなければならない、という気合に欠けるところがあった。車両がキハ120というのもあまり気乗りしない点だ。まああれこれケチつけているが、まだ乗ったことない人は頑張って乗ってくれたまえ。根性と気合があれば、ちゃんと座席に座って完乗できるはずだ。