大英博物館に行ってきました

足の痛みが引かないまま、今日もロンドン観光。ホテルの朝食は今日やっととることができた。パンはやや硬めだがおいしい。フルーツがたくさんあって良い。
今日はいよいよロンドン観光の総本山?大英博物館に行くわけだが、まずベーカールー線でウエストミンスター駅に直行する。このベーカールー線もかまぼこ電車である。それにしてもこの路線はパディントンからだとなかなか便利だ。
ウエストミンスター駅にあるのは言うまでもなくウエストミンスター寺院であるが、今日は残念なことに雨模様。晴れ女である嫁の威力でかろうじて傘をささずに済んでいるが、ドン曇りで写真は冴えない。ここも入館料(寺院なので拝観料?)が高いので外観だけ見て後はパス。道を挟んだ反対側に建ってるでっかい時計塔も写真撮るだけ。
開館直後に行ったからか、雨模様だからか知らないが大英博物館の入口に並んだ行列はそう長いものではなかった。荷物検査も簡単なものでスムーズに館内に入った。イギリスでは博物館関係は基本的に無料だそうで、ここもヨークの鉄道博物館も無料。もっともヨークでは募金が半強制的だったが(^_^;)
館内は噂通りのだだっ広さ。まともに見て回ったら数日かけないと回れないという収蔵品の多さは嘘じゃない。とにかくモノがたくさん展示されている。特にエジプト関係の多いことといったら。あとはミャンマーとか、やはりイギリスが植民地にしていたところの展示品が充実しているよう。そんな大英博物館を、たった半日で全部の部屋を回ってやったぜ!!いやもう、後半何が展示されてるかわけわからんかった。足が前日以上に痛みまくって悲惨だった。もう一生来ないかもと思って欲張りすぎた。台湾の故宮博物院でも同じ目に遭ったが、懲りない面々である(^_^;)
そんな中でもいくつか印象的なものはあって、日本コーナーでは三代目徳田八十吉の花瓶が複数展示されていた。最近作ったもののはずだが、宝物だらけの博物館がこうもこの花瓶を収集しているということは将来いくらでも価値が上がりそうやな。
家具がたくさん並んでるコーナーでは、日本の紙芝居のような起承転結のストーリーが描かれた絵が扉や引き出しに貼ってあるオシャレな家具があったのだが…たいていは昔の聖人の一生とか(教えを説いて弾圧されて最後は殉教とか)描いてあるが、あるものは「皆に祝福されて村を出る裕福な若者⇒博打で元手パー⇒農家で奴隷のように働く⇒心身ボロボロで家に戻ってくる」というナンジャソレ感が半端ないものがあった。それを家具に描いて毎日眺めて、こんなドラ息子になったらアカンよ、と子供に言い聞かせるための家具なんだろうか?誰得??
館内はものすごい人の数、でも広すぎるから混雑は感じない。世界中の観光客が訪れているのはもちろんだが、子供の数がとても多い。学校のカリキュラムの一環で見学に来るのだろう。子供のころからこんなの見て育つなんて羨ましくはあるな。