南海とJRに阪急が乗り入れ、という不可解な記事について

阪急も「なにわ筋線」乗り入れ…関空へ時間短縮」…話は聞けども一向に進まないなにわ筋線建設がついに一歩前進か、と思ったら阪急が乗り入れ?いや意味が分からん。鉄ヲタならだれでもそう思ったと思うが、なにわ筋線に乗り入れる南海・JRと阪急は軌間が異なるから乗り入れられんよ?阪急が狭軌で新線作るってこと?まさか三線軌ではあるまい。この記事何言ってるかイマイチ要領を得ない。
阪急は、なぜ「なにわ筋線」に乗り入れるのか? 北梅田〜新大阪の新線建設で、南海と直通の大構想」によると、やはり阪急が狭軌で新線を建設してなにわ筋線に乗り入れする、という計画のようだ。さらに、免許を取得したまま何十年も未着手だった十三−新大阪間も建設して、なにわ筋北梅田(仮)から十三を通って新大阪までの路線を整備するとのことだ。
詳細はわかったが、JR西日本が建設する北梅田−新大阪間と思いっきりかぶる区間を阪急も建設する意図とはなんぞ?関西空港に向かう阪急沿線の乗客がJRに流れるのを防ぐ意味もある(北梅田は阪急梅田から離れていて乗り換えが不便)が、南海との相互乗り入れの野望もあるらしい。
すなわち、JRは南海と組んではいるが、南海の列車を新大阪まで乗り入れさせる気は無い。JRは元々南海が北梅田駅に入ってくること自体が嫌だったらしい(北梅田はJRが建設)。そこで南海と阪急が組んで新大阪から関空までの列車を運行したいということのようだ。JRは阪急が北梅田に入ってくることも嫌がりそうな気はするが、そこら辺はまだ記事になってないな。もしかして、阪急・南海の北梅田はJRと別になったりして。それは金の無駄か。
ちなみになにわ筋線の南の方は、南海の乗り入れポイントが汐見橋から難波に変更になる模様。すなわち、当初の汐見橋から高野線汐見橋線)接続する計画をやめて、南海難波駅の地下に新駅を作りそっちを経由して南海本線に入る。その方が南海にとって得策なのは間違いないが、汐見橋線の命運は尽きそうだ。
何やら面白い方向に話が進んできたが、なにわ筋線が完成するのは早くて2030年。できたころには私は既に老人だな。生きてるうちに乗れるといいが(^_^;)