北海道ネタ4連発

北海道新幹線、19〜20年度に高速化 東京へ3時間台」…新函館まで4時間以上かかっている所要時間をなんとかして3時間台に短縮しようという話だが…よく読むと、2018年度にやろうと思っていたけど2019年度か2020年度に延期する、という内容だった。ヽ(・ω・)/ズコー
うだうだ言ってないで、さっさとやろう。
JR北海道の要求に「ノー」 日高線沿線自治体7町長の意見一致」…JR日高本線の復旧費用を沿線自治体も負担しろ、というJR北海道の要求を、一致して拒否するとな。そらそうだわな、日頃利用しない鉄道の復旧費用なんか負担したくないわなあ。
というわけで、日高本線は廃止確定的。JR北海道もやる気は全くないので、このまま廃線である。残念だが…仕方がない。
沿線自治体各町は「次回の協議会会合でも全線復旧を要求するスタンスは変わらない」と言っているようだが、その主張は既に空論と化していて意味がない。JR北海道はこれから維持困難路線を列挙していく予定だが、日高本線もそれに入った。現状の議論の延長では、いくら訴えても復旧は100%実現しない。それをわかってて延々唱え続けるのは不誠実というものだろう。
いっそバス転換を好条件で約束する方がお得ではある。ネットで聞きかじったが、JRは日高本線廃止とセットでJR北海道バス日勝線も廃止するかもしれないとか。日勝線とは荻伏・浦河・様似からえりも町を通って広尾までのバス路線である。つまりJRは日高南部から完全撤退ということである。噂話だから本当は知らないけど、バス廃止で公共交通機関が全く無くなる事態は避けたいところ。
つまり、そろそろ現実を見てまともな解決策を模索したほうがいいですよ、ということ。
JR北海道・根室線「廃止検討」に悲鳴 「北の国から」「鉄道員」聖地なくなっちゃう」…これも泣き言というか、寝言というべきもの。JR根室本線富良野新得間が廃止対象になりそうだが、既に東鹿越−新得間は災害復旧も後回し(たぶんしないと思う)。この区間が廃止になると、かつてドラマに登場した懐かしのあの駅が廃止になってしまう、という主張。
その駅とはドラマ「北の国から」で登場した布部駅と、映画「鉄道員」で登場した幾寅駅である。線路が無くなったらこれらの駅も廃止になる⇒無くなるのでは?という懸念かもしれないが、そんな心配は無用。線路が無くなっても駅だけ観光施設として残したらええやないですか!もちろん、維持費用は「無くなったら困る」と言ってる人たちの負担で。
すぐ近くに貴重な先例もある。ドラマ「昨日、悲別で」の舞台となった上砂川駅は廃線後も「悲別駅」として観光施設になっている。&h3f3fさんが見てきてくれた話では駅舎の向きが変わってて変な風だそうですが…まあ、何か意味があってやってることだろう。もはや線路がどこ走ってたかとか関係ないんだろうし。
ここに限らず、北海道では廃止になった駅を保存しているところが非常に多い。北海道開拓の基点になったのが駅ということで愛着が一際あるからだとか。ならば、布部も幾寅もきっと観光施設として残るだろう。
最後に…上記記事に文句を言っておきたい。今回廃止候補となったのは札沼線留萌本線根室本線の3区間。その中でドラマ・映画の舞台になった2駅を取り上げているが…一つ忘れてるだろ!留萌本線の恵比島を!!ドラマ「すずらん」の明日萌駅とは恵比島のことである。撮影セットがそのまま残されてプチ観光地になっている。これを書き忘れるとは落第である。やり直し。
JR北海道13区間「単独維持困難」 上下分離を軸に協議へ」…そして先の3線区に続いて13区間を「単独維持困難」として公表した。13線区も!もはや、今後JR北海道が単独で維持していく路線を列挙したほうが早い。函館本線千歳線室蘭本線(沼ノ端以西)、札沼線(電化区間)、石勝線(支線除く)、根室本線新得−帯広)。あ、あと新幹線。
「単独維持困難」路線は上下分離を想定するとのことで即座に廃止というわけではないが、負担を分かち合う沿線自治体の意向いかんでは廃止も大いにあり得る。しかし、一部負担を受け入れる自治体がどれほどあるのか、あんまり期待できないような。上の記事で書いた日高本線も「単独維持困難」となったが、既に沿線自治体は負担を拒否しているし。他の自治体も似たような反応するんじゃないだろうか。
根室本線帯広−釧路間と、宗谷本線旭川−名寄間はすでに第三セクターと線路の一部を共有。釧路はバリバリの幹線だしここが廃止というのは考えられないが、それでも維持費負担を三セクと協議していく、とのこと。あと函館本線は遠い将来に札幌まで新幹線が通じた時に、「並行在来線」として分離が予想されている。遠い将来だから今考えてもしょうがないが、長万部−小樽間なんかは第三セクター鉄道移管から漏れて廃止かもしれない…。