紛らわしいタイトルに惑わされた件

「どこでもドア」初の実証実験 ホームドア導入阻害要因を解決へ 京急」…タイトルを見てドラえもんのアイテムついに現実化か?と思ってしまった私は鉄ヲタの風上にも置けない(^_^;)
異なるドア枚数に対応する夢のホームゲート「どこでもドア」は名前は聞いていたがついに実証実験の段階に来たわけか。実験を行っている京浜急行は2扉車と3扉車しかなく、単に真ん中のゲートが開かないだけじゃん。…と思ったが、記事を読むと3扉と4扉が混在するパターンもいけるらしい。それだよ、それでなくては。
しかし今、20m3扉車と20m4扉車の混在する路線ってどのくらいあるのか…。すぐ思いつくのは西武だが、ここは4扉車に統一しつつある。京急には4扉車があったな、でもたぶん3扉に統一されるのであろう(2100系除く)。
関西ではJR西日本が多くの路線で3扉車と4扉車が混在。しかしこちらの場合、大阪環状線で3扉の新車を導入する。数が多い3扉車の方に合わせようとしているが、東西線など既に4扉車用のホームゲートを入れた路線では4扉車に統一したままになるのだろう。
それ以前の問題として、特急専用車が車端部に1扉あるだけだったりするので、特急が走る路線でのホームゲート導入が困難になっている。今は特急止まらないからと言って特急非対応のホームゲートを導入すると、後に特急止めたくなった時にドア開けられないとか間抜けなことになってしまう。通常は絶対に特急が止まらないような小駅でも、事故やなんかで臨時停車した時に同様に外に出られない有様になる。そういう路線は今JR高槻駅などで実験中のロープ式にするしかないのかもしれない。
もっと難しいのは阪神電鉄阪神車は18m3扉だが、乗り入れてくる近鉄車が20m4扉だったりするのでドア位置がバラバラで非常に難しい。ここもロープ式か…。近鉄は4扉車ばかりだが、ここは形式によって車体長も扉の位置も異なるらしくそれなりに難しいらしい。扉の位置が異なるといえば関東では地下鉄東西線だが、ここは少数派を駆逐してドア位置を統一するだろう。しかし近鉄はそうはいかなさそう。