上総の国を攻略

今日は久しぶりに晴れましたよ(一部だけだが)。この日を待ってお出かけ、遠路はるばる千葉県は茂原市近辺に行ってきた。茂原へはR16を通って千葉市に行くが、千葉市内はいつも混んでるので千葉北インターからさっさと高速に上がってしまう。
千葉北インターチェンジは難しいインターチェンジで、ここから木更津や成東に行こうと思ったら「東京方面」の車線に入らないといけない。うかつに成田方面の車線に入ったら、その通りに成田一直線(^_^;) 千葉県内の話なのに東京を目指すというパラドックスが怖い。
しかもすぐに宮野木ジャンクションで分岐があるので休まる暇がない。ここら辺は高速道路もとても混むところなので気を抜けない。千葉市中心部の道路交通は、もうちょっと何とかならんのかとは思う。
高速道路は千葉東金道路、さらに圏央道と渡って茂原北インターで降りる。圏央道千葉市内の混雑が嘘のように、誰も走っていない。先週走った日高道や帯広広尾道よりも車がいない。まあ金の無駄とは言わないが、タダにしてくれてもいいんじゃね?とは思った(^_^;)
茂原北インターの近くにあるJRの駅は本納だが、その近くには上総国の二宮、橘樹(たちばな)神社がある。そこが嫁の希望した神社である。この前弟橘媛(おとたちばなひめ)を祀った神社に行ったつながりでここに来たわけであるが、二宮なだけあって規模は大きい。
二宮に行ったからには、一宮にも行かねばなるまい。上総の国には、ずばり「上総一ノ宮」という名前の駅があるので、そこに行けばいいので簡単である。とりあえず通り道の茂原駅近くで十割蕎麦をおいしく食し、上総一ノ宮駅に行くとバッチリ駅前に上総の国の一宮である玉前神社がある。
一宮ともなると周囲はにぎわっていて普通だが、例えば下総の国の一宮である香取神宮や、常陸の国の一宮の鹿島神宮はかなりだだっ広くて車でも困らない。が、ここは神社の周囲が立て込んでいて道が狭くて車は大変だった。駅前だから交通には何の不都合もないけど。
そして拝殿に参ると…なんと拝殿は平成の大修理の真っただ中で覆いがかぶさっている!そして拝殿前にベニヤ板の屋根の掘っ立て小屋みたいな仮設の拝殿?があって賽銭箱が置いてある。賽銭箱の向こうには在りし日の拝殿の写真があって、お参りしている気分は醸し出しているが、やはりチープな感じが…でも、修理中では致し方なし。
なお、お祓いはそこではなくて近代的なデザインでガラス張りの会館の中で行っていて、正直そっちの方が冷房が効いてて快適かもしれない(^_^;) まあ、拝殿の修理が完成したらすべてが元に戻るだろう。
帰りはいったん海岸沿いに走ったけど結局は来た道を戻る感じで帰ろうとした。が、千葉東金道路千葉市内で渋滞しているようなので、有料道路の千葉外房有料道路を通った。ところが、ここが9月10月の土日は無料開放!こっちが無料か!!ということで少しお得になった。千葉市内はどこも渋滞(に決まっている)なので中心部を迂回するように回り込み、最後は例の四街道の「トーチカ」(遠近五差路)を通ってR16に出た。
すると、以前食事したことのあるタイ料理店がものすごい廃墟になっているのを嫁が見つけた!私は運転していたので見られなかったが、あとで検索すると、その店は去年の12月26日に事故で爆発炎上した、とのことだった。
その店のブログは事故前から放置状態にあり、在りし日の姿がそのまま残されていた。事故後の写真と照らし合わせると、なんとも物悲しい気持ちになった。