キハ8500形が謎の復活

名鉄「北アルプス」と会津鉄道で使用された車両、ボルネオ島で「第3の人生」」…日本で使用された鉄道車両が海外に輸出されて使われ続けるというのは最近よく聞くパターンだが、これはマレーシアのボルネオ島に新天地を求めた車両の話。
名鉄北アルプス」用キハ8500形はJR東海キハ85系と性能を合わせた特急用高性能車。名鉄での用途が無くなり、第三セクター会津鉄道に移籍したものの、高性能を持て余して短期間で廃車と相成った。
残った4両全部が個人・団体に買い取られて保存された…はずが、うち2両がいつの間にやらマレーシアにいるという不思議。なんだか不透明感漂う経緯だが、置物と化すはずだった車両が現役復帰するのだから、とりあえず良かったということにしておくか。
写真を見る限りでは、新車同様のピカピカに塗装された外観には好感が持てる。あたかも最初からこんなデザインであったかのような美しさ。車内もきれいで、これは乗客に喜ばれそうないい感じ。
だが、記事になった時点でまだ1両しか整備が終わってなくて、もう1両の整備が終わるのは2017年とか。ずいぶんゆっくりしてるもんだな。ともあれ、マレーシアで再デビューして高評価を得るといいが。