導入していかざるを得ない

<視覚障害者転落死>ホームドア設置3割…10万人超利用駅」…8月15日にメトロ銀座線で盲導犬を連れた人がホームから転落死、ホームには犬だけ残ったという大変痛ましい事故があった。ホームゲートが銀座線にもあれば…という話には当然なるし、なぜもっと早く導入されないのか?という疑問ももっともなれど、あれの導入はものすごくコストがかさむ一方で、導入したからといって収入が増えるわけではない。
JR東日本・山手線の場合は導入の障害となる6扉車を全廃するところから始めたので、取り換え用の新車3両×52編成=160両近く新製しなければならなかった。廃車になった6扉車は数年しか使ってないので無駄の極致。そしていまだに浜松町など一部駅には導入されていない。手間暇かかるし金もかかるので、正直鉄道会社も嫌々やってるというか、あまり気が進まない投資なのではないかと思う。
一方で、速攻で導入を決めた線路もある。東京モノレールとか、都営大江戸線とか、他の鉄道が乗り入れてなく扉の位置が全車同じで導入しやすいところはサッと入れた印象。まあ、多分やる気を出せばすぐできるんだろう。鉄道会社としては面倒この上ないとは思うが、徐々にでも導入していかないと世間が許してくれない昨今の情勢である。