地方切り捨てなんて議論は時代遅れ

相次ぐ赤字ローカル線廃止、地方「切り捨て」の足音が聞こえる」…なんだろう、この紋切り型の記事は。ローカル線廃止⇒地方切り捨て、なんて論理が通るのは国鉄のころの話。民間事業者になったJRにとっては経営を成り立たせられられない線路は廃止するしかないわけで、それをしなかったJR北海道がかような末路になってしまった以上、背に腹は代えられないと泣く泣く廃止を含めた再建策が検討されている次第である。
国鉄があった頃、国鉄再建法で「輸送密度4000人/日以下のローカル線は原則廃止」という切り捨てをやったので、今更地方切り捨てなんて言われてもなあ。そんなのはかなり昔に前例アリだ。
それに昔と違って今は垂直分離方式など、ローカル線を生かすための方法も多様化しており、実際そうやって必死に維持してる線路もたくさんある。すべては沿線自治体のやる気次第なのではないか。真に必要な線路は残されると思う。