苦境続くJR北海道

札幌―稚内、特急の区間短縮へ 意見交換会」…またJR北海道の話だが、「車両が老朽化⇒でも買いかえる金ない」問題の解決策として、老朽化のひどいディーゼル特急車183系で運転する特急を減らして電車に変えることを計画している。。
具体的には、札幌−稚内間「スーパー宗谷」「サロベツ」、札幌−網走間「オホーツク」の一部について運転区間旭川からに短縮し、札幌−旭川間は電車特急「スーパーカムイ」に分割する。「オホーツク」について詳細はまだ説明されてないようだが、今回稚内の2特急について地元に説明されたそうだ。
4月時点の新聞記事では短縮対象は「サロベツ」「オホーツク」と報じられていたが、新型車両261系で運転している「スーパー宗谷」についても2往復中1往復を短縮するという踏み込んだ案にちょっとびっくり。これは「オホーツク」についても楽観はできないな。下手すると全列車旭川始発になってしまうかも…
ディーゼル車置き換えは函館−札幌間「北斗」の置き換えを優先するから、これらの特急が割を食ってこういうことになるのだろう。でも札幌−旭川間が電車になってスピードアップすれば時間短縮になっていいんじゃね?とも思うが、北海道の人は何時間かかっても直通列車で札幌に行くのを好むらしく、旭川乗り換えには拒否感高そう。決定まで紆余曲折あるかもしれん。
電車特急についても老朽化した785系の置き換えを進めるそうだが、こちらは北海道新幹線開業で余った旧「白鳥」の789系を回すので問題なし。…とまでは言えないかもしれないが、少なくともディーゼルほどには困ってない。
特急でさえこんな状況なので、ローカル線用キハ40の置き換えなんて夢のまた夢。すでに列車本数を減らすことで対応しているが、そのうち線路も減らさんとダメかもね。悲しいことだが。