寝台車故郷に帰る

<北斗星>客車、保存へ…目標額集まる、北斗市の学校跡地に」…お、お金集まったか。少し前に、江差線道南いさりび鉄道茂辺地駅近くの中学校跡地に「北斗星」の車両を保存するための費用をクラウドファンディングで集めるという記事を見た。車両はタダでもらえるが輸送費が莫大なのだ。そう簡単に集まらんやろうなあ、と思っていたが、集まって良かったのう。
これで観光地に乏しい?いさりび鉄道沿線にささやかながら観光地が一つできるな。北海道みたいな車両保存に向かない(雪がいっぱい積もるから)土地で維持するのは大変だと思うけど頑張れ。
しかしいさりび鉄道沿線ということは海沿いやな。雪害の上に塩害まで来るとはますます過酷やな。…と、念のためにgoogleマップで位置を確認すると、たしかに海沿いだが市街地の真ん中といったロケーション(中学校跡地だから当然ではある)。まあ、地域に愛される存在になればいいが。
話はそれるが、車両が設置される中学校跡地のすぐそばに茂別館跡という国指定史跡があった。茂別館は戦国時代に道南地方を支配した和人が作った十二の館の一つ。道南十二館はコシャマインの戦いでアイヌ軍に10館を落とされたが、茂別館は最後まで落城を免れた2つのうちの1つだ。なんだ、立派な観光地があるじゃないか(あんまり知られてないが)。