欠航って何ですか?

さて今日は今月2回目の出張である。今日の行き先は高松、距離が近いので特に早起きしなくてもOK。いつも通りに家を出て羽田空港に向かった。いつもより余裕をもって55分前に空港に着いたが、パネルを見ると次の高松行きは搭乗手続き停止中、天候調査を行うとあった。昨日のメールにあった天候調査とはこれかと思った。
そして5分後、運命の10時20分。高松行きには赤字で「欠航」と表示された。
ん?…欠航!?
一瞬目を疑ったがこれは現実だ。遠くで悲鳴が上がったが、あれもきっと高松行きの乗客なのだろう。うーむ、これまで数多くの旅をしてきたが飛行機のそれは多くは無いので、自分の搭乗機が欠航するというのはたぶん初めてのこと。しかしあんまり狼狽しないのは、やっぱり年のせいか(^_^;) それか、欠航の文字を見た瞬間に今日の会議にはもう間に合わないと悟ったからか。
欠航の理由は高松空港の濃霧。そういえば昨日来たメールには視界不良のためと書いてあったが、それは濃霧のことだったか。はっきり濃霧って書いてくれてれば前日のうちに見切りをつけて新幹線に変えたのになあ、なんて八つ当たり。
同じ便で出張する後輩社員が電話をかけてきたので合流してANAのカウンターに行く。飛行機を利用する限り、もっとも早く高松に着く方法は伊丹まで飛んでそこから先は新幹線…。それでも当然会議には間に合わないが、会議を2時間遅らせてもらえば間に合う感じ。乗り換え案内ソフトを使って今すぐ東京駅に行って新幹線に乗った場合も試算したが、結局同じ時間に高松に着く。他の空港は使い物にならなかった。岡山便は時間が合わず、徳島便や松山便では話にならない。
同じ会議に出席予定のプロマネと営業は前日に現地入りして今は別の客先で会議中。だから連絡して今後の指示を仰ぐこともできない。伊丹行きの手続き締め切り時刻は着々とやってくる。ここは我らで決断するしかない。とりあえず伊丹まで飛んで、そのあとのことは到着後に話し合おう。
というわけでやむを得ず伊丹行きに搭乗。なんてこったい…まさかこんな展開が待っていようとは、想像もつかなかった。