E331の二の舞だけは避けたい

JR東日本、山手線の新型車両「E235系」を車両不具合のため運用中止」…昨日ついに営業運転に入ったJR東日本期待の新車E235系。各種媒体でニュースになって、注目度たけーなー、と思っていたが、昨日さっそくオーバーランとかやってるし。おいおい。でも、「おー初期故障出とる出とる」と思ったくらいでさして気にしてなかったが…
たった一日で営業運転取りやめ。問題点の解決まで山手線への再投入はないとかorz
いったいどうしてこうなった。量産先行車が完成してからずいぶんたくさん試運転してたのに。いろいろな路線をさまざまな条件で走行し不具合を虱潰しにしたのではなかったのか。昔々、国鉄が開発したキハ80系(81型)「はつかり」が初期故障出まくりで「がっかり」などと陰口を叩かれ、反省して増備車キハ80系(82型)「白鳥」等では入念な走り込みを行い問題を起こさなかった、という故事も、もはや故事でしかないのか。
どっかの記事に営業運転に入って1600人くらい乗せたらこうなったみたいなことを書いてあった気がするが、そういうことも想定して試運転してるはずだがな…1600人とはかなりの人数だが、大雑把に言って1両定員144人×11両編成だから乗車率100%程度の混雑で、全然大したことない。昔、205系の記事に乗車率300%でも平気で動くと書いてあったし、今どきの通勤車もかなりの性能の余裕を見て作ってるはずだが。
ダメダメだったのはインテロスなる新しい車両制御システムとのことで、全く新しいモノだから不具合のあるのはやむを得ない、とは思うけど、運転取りやめにして不具合対策とか、これはキテるな。そこはかとなく、数々の新機軸がモノにならずに廃車になってしまったE331系量産先行車を想起させる。あの悪夢だけはなんとしても回避しないといかんな。