JR北海道の新型気動車はまだか(ずっと先だ)

JR北海道、普通列車79本の運行見直し=8路線対象、老朽車両を削減」…JR北海道は老朽化するディーゼルカーを代替するのではなくそのまま廃車にして列車本数を減らすという手に出た。この前見たJR北海道各路線の旅客輸送密度は大半が国鉄時代の「廃止対象路線」に該当しており、もはや何もしないでは済まされない。減らすべきは減らし、廃止すべきは涙を呑んで廃止するしかない。
削減の結果、影響を受ける顧客は3%に対して浮かす費用は1億4000万円というから、3%の人には泣いてもらおう。廃止になって100%が影響を受けるよりはマシだ。
ここで話題になっている老朽化DCとはキハ40のことだろうが、そういえばキハ40ももう40年選手なんだな。同系列の車両がいまだにJR九州で特急に改造されたりしてまだまだ元気なので、故障頻発のボロDCという気がしない。が、北海道のは過酷な気象条件な上にたぶん整備もままならないのかも。
また、冬の北海道の列車は必ず2エンジン以上という縛りがあるとのことで(1エンジンだと雪中にエンジン故障で列車が止まったら即人命にかかわるため)、1エンジンのキハ40は冬は常に2両編成を組んでいるが、これが輸送力過剰を引き起こしている。2エンジン車を投入すればもっと車両数を減らせるはずだが。それは今度新製する気動車で実現するのだろう。