高速走ってお伊勢参り

今週末は嫁の希望でお伊勢参りに出発である。二人旅なので安上がりになる車を選択。車で行くにはちょっと遠い気もするが、新車を存分に乗りまわすことができるので楽しいからいいかと。
朝5時には出発する気合いでいたのだが、あれこれと準備に手間取り出発はなんと90分遅れの6時半。今週末は夏休み最後の土日ということで混雑が予想されたので、首都高や東名高速の神奈川県の区間が渋滞する前に抜け出してしまおうと思っていたのだが、目論見は外れた。
そしてさっそく首都高6号線(三郷線)がほぼ全区間で渋滞(;_;) 事故などではないのでダラダラと流れ続けるからいいけど、これはしまったなというのが正直な感想。小菅ジャンクションから都心方向の6号線はもっと激しく渋滞しておりC2(中央環状線)に入り葛西方向に逃げるが、こっちも渋滞気味でノロノロ運転が続く。
ここでこんな有様では、東名に入ったら死ぬな、と思った。が、湾岸線からレインボーブリッジ経由で首都高3号線(渋谷線)に入ったら意外なことに渋滞していない。東名に入っても、横浜青葉インターと横浜町田インターの間で詰まったが、それ以降はスッキリ。自分なりに考えると、今日は雨模様なのでゴルファーが外出を回避したのかなあ、と。家族連れも雨でお出かけ中止にした人がいるのかもしれないなあ。まあ、いずれにしろ車が少ないのは私にとってはラッキーだった。
すっかり快調に車を飛ばし、御殿場ジャンクションからいよいよ新東名高速道路に入った。もちろん初めて走る。走って見てすぐに驚くことがあった。いつも通りに走ったらモノスゲー速度が出てる(^_^;) 聞いた話では新東名の設計上の最高速度は140㎞/h、安全マージンを取って最高速度120km/hに設定するつもりだったというが、もろもろの事情で最高速度は100km/hのままに据え置いているという。140km/hまでは安全に出せるように作ってあるのでカーブが緩い。3車線まで拡張できるように作ってあるので道路も道幅がありトンネルも広い。つまりとても運転しやすい。
その結果、ちょっと油断してるとあっという間にスゲー速度になっている(^_^;) 安全に飛ばせるなら新東名だけ制限速度を緩めてくれよと思うが、今はまだダメなので読者諸賢もスピード違反には注意されたし。
新東名は東名よりもずっと山奥を走っているので景色についてはイマイチだ。むろん遠くの方に海が一望できたりもするが。富士山は天気が悪いせいもあって全く見えない。晴れてても見えるかどうかはちょっと知らない。
途中の浜松SAで休憩。場所は浜松市の山奥だが、東名の方のSAが「浜名湖SA」を名乗っているのでこっちは堂々と浜松と名乗っている。エクスパーサ浜松という新しい形のSAだそうだが、意外と駐車場の数が少なくこじんまりしている。あんまり巨大なSAだとトイレに行くのも一苦労なので、極端に大きくない方がいいが。お土産や供食は充実しており、私はローストビーフ丼を食した。なかなかに贅沢である。
新東名の快適なドライブを堪能した後、東名に戻る地点が近づいてきた。浜松いなさジャンクション(いなさ=引佐だろうが読めないので平仮名にしたのか)から豊田ジャンクションまでは未開通なので連絡路なるものを通って東名に出るのだが、この道路もまた立派なものだった。それだけに、東名に入った途端に急カーブ・急勾配のガタガタ道路で狭い2車線、さらに両側に大きな柵が立ってて圧迫感がスゴイ。新東名は車スカスカだったが東名は当然のように車がいっぱい。東名こええええ。
新東名の終点となる予定の豊田東ジャンクションから伊勢湾岸道路に入る。これが新東名の続きとなっておりこれまた高規格。伊勢湾岸の工場群の上を走ったり港湾上を走ったりして景色もなかなか見どころあり。JR東海鉄道博物館のリニア・鉄道館を設けている金城ふ頭にも名港中央インターチェンジがあり、降りて見に行きたい誘惑にちょっとかられたがそこは我慢。
寄ってみたのはそこではなく、手前になるが刈谷ハイウェイオアシス(刈谷PA)。ここの人出が物凄く多く、日本で3番目の集客数を誇る施設だと関東のテレビ番組でも言っていたので興味があった。確かにPAなのに遊園地があって観覧車が回っており、店もたーくさんあって人出も半端ない。これだけ人が多いとうんざりするが、うんざり度で言ったら越谷の方が上(^_^;)
時間の関係で刈谷PAの全てを回ったわけではないが、一つ感銘を受けたのがデラックストイレ。男子小用トイレは普通は壁に向かって立つが、ここは便器の前に立つと目の前は…花壇。花壇なんですよ旦那!!女子トイレもえらい豪華だったらしい。かなり斬新なアイデアではある。
電光掲示板には四日市から鈴鹿の間が渋滞しているとあったが、通ってみると解消したようで問題なかった。後はもうひたすら伊勢まで一気に走り通す。そして終点の伊勢インターに着いた時、時刻は14時半。思ったより渋滞も少なくスイスイ走れたので、休憩時間込みで8時間で走破してしまった。