せっかくの遠出だったが

GWは毎日いい天気で実に有難い。今日はついに遠出を敢行してみた。新車で高速道路に上がるのは初めてである。うむ、なかなかスムーズな加速で非常に良い。トルクが豊かなので前の車より無理しないで高速が出せる。騒音は気にならない程度である。
今日は那須地方にある「那珂川清流鉄道保存会」に行ってみようということで茨城に入ったらすぐに高速道路を降りて関東鉄道沿いにまっすぐ北上する国道294号線をトコトコ走る。途中の真岡で昼食をとったりして、目的地に着くまで3時間くらいかかった。やっぱり遠いっすねえ。
川沿いの道路を走っていると小さい看板を発見、これを見逃すとそのまま通り過ぎてしまいそうだった。崖上にちらりと車両が見えるので期待しつつ敷地内に入ると…まず見えるのは宗教法人?の建物。観音様も2体くらい立っている。んんん?敷地内には線路が周回していて、スイッチャーみたいな小さなロコを走り回らせるような構造にはなっている。
敷地の向かって右側には千葉都市モノレールの車両が保存されているのが目立つ。ポッポの丘にも同じものがあってアッチは地面に降ろした形での保存だが、こっちはわざわざ線路?を作って宙づりにした形で保存しているのが本格的でよい。のだが…
まず、人がいない。車は数台とまっているが、見学客が一人もいない。いや、駐車場に鉄っぽいのが一人いるにはいるが、明らかに戸惑った感じで立ちすくんでいる。そしてそれは私も同様である。GW期間中にこの人出の無さはちょっと異常な気がした。
気を取り直して車両に近づこうとしたら、「ここから先は有料」との張り紙が。料金はなんと1000円!こ、これで1000円か…Webサイトには料金のことも営業時間のことも書いてなかったが、これはいただけんのう。車両がぎゅうぎゅうに並んでて見学しにくいが、一番見たかった寝台車は、何列か並んだ車両たちの一番奥にあって見えづらい。しかし受付に誰もいないのでちょっとくらい中に入って見てすぐに引き返すことも出来そうな気はしたが…
向こうの方でしゃがんでスマホをいじってる人が、私が近づくのに呼応しようというそぶりを見せたので、もしかしたらあの人が料金の徴収を行っているのかもしれない。うーむ、正直言ってここで1000円も払って車両が見たいかというと、そんな気が沸いてこない。ポッポの丘も雑然と車両が置いてある感じで鉄道博物館みたいなスマートさはゼロだが、なんといってもあっちは見学無料!こっちもただ車両が並べてあるだけだが1000円。
鉄ヲタである私ですら躊躇するくらいなので、嫁が中に入る気になれないのは当然と言えた。一人で行って来いと言われたが、なんだかなあ。先に来ていた鉄ヲタも車に乗って行ってしまった。いよいよ駐車場には我ら2人のみである。うん、これは見送りだな。ということで我らも車に乗ってそこを離脱した。
その後も北上を続けて大田原市まで来たところで、反対車線が渋滞している道路に遭遇。もう夕方近いので家に帰ろうとする車がたくさん南下しようとしているようだった。ここでぐずぐずしていたら我らも渋滞にまかれるかもしれないとおじけづき、急いで南下することにした。カーナビ見ながら空いてる道を南下し、茂木町内に戻って来たところで道の駅茂木によることに急遽決定。
道の駅茂木は物凄く繁盛していた。行きがけに通った道の駅二宮も駐車場のキャパシティを超える車で溢れかえっていたが、この時期もっとも安全パイなのは道の駅なのかもしれない。道の駅茂木は真岡鉄道の線路沿いにあるので、一日二回SL列車が通過するのを見られるのがウリである。12時半と14時ごろと大雑把に説明書きもあったので、その時はさぞかし喜ばれたに違いない、と想像。
そこで売っていた栃木産いちご「とちおとめ」が、実が大きくて真っ赤でツヤツヤしていてスゲーうまそうだったので2パック買って帰った。家でそれを食ってみたところ、見た目通りにスゲーうまい!スーパーで売ってる「とちおとめ」は身が小さくてあまり赤くなくツヤツヤもしてなく味もイマイチで、「あまおう」等の他ブランドの廉価版みたいな存在だったがこれは違う。「とちおとめ」の本物に出合えて良かったが、ではスーパーのは一体なんなのか?という疑問もある。