ダイレクト出勤

今日は5時起きである。言うまでも無いが朝5時である。これから会社に出勤である。
身支度してすすきのの某ホテルを出たのが5時半前。千歳空港行きのバスはホテルの目の前から出発するので便利だ。搭乗予定の飛行機は7時半発、バスは70〜90分で行くというのであんまり余裕が無い。しかし、今から乗るバスは初電ならぬ初バスなのでこれ以上どうしようもない。バスは定刻にやってきて、5時36分出発。客は3人、道路は凍結しているが降雪も強風も無く状況は良好。まあ大幅遅れは考えにくいな。
実は千歳空港に行くこと以外あまり多くのことを知らないバスなのだが、この後このバスは市内各地に止まりまくり。最も驚いたのは、バス停ごとに乗客がどんどん乗ってくること!地下鉄の駅とかホテルの真ん前とかいったバス停ならまだわかるが、周囲に何もない真っ暗闇のバス停にまで客がいる。いったいどこから沸いてきたのか(^_^;) まだ6時前なのにみんな寒い中大変ね。空いてて楽勝と思ったのに乗客が多いので「相席お願いしまーす」と運ちゃんが声を上げるほど乗ってきた。
しかしなんでこう北海道の高速バスは市内の停車駅が多いのか。少ないよりは便利だけど、こまめに止まってコツコツとニーズを拾い上げる方針のようだ。さすがに前日のバスみたいに途中乗降は不可。降車できるのは終点と、南千歳駅の2つのみ。南千歳なんて駅以外なんもねーだろ、と思うが実は駅前にでかいショッピングセンターがあり、そこの利用客にも便利なようになっている。もちろん今乗ってるバスの乗客で南千歳で降りる人はいない。
70分で着いてくれればと思っていたのになかなか着かないのでちょっと焦ったがなんとか80分で空港到着。お土産買いたいが7時前ということであまり時間に余裕が無い。それ以前に朝7時じゃお土産物屋が開いてない。検査場前の1店舗だけ開いていたが、時間が無いので検査場を通ってから買い物しようと思った。しかし、検査場を通ると店が全然ねえ!ちっちゃな売店に申し訳程度にお土産が置いてあったのでそれを買うことにした。まあ、「じゃがポックル」さえあれば事足りるがね。
飛行機はANAB777というでかい奴だった。いい機体だけど、なかなかB787とやらに乗る機会がない。空港に行くたびB787を見かけるんだけどねえ。うまい具合に窓側の席が割り当てられており、外が見れるぜ!と思ったら苫小牧を過ぎて海上にでたところで雲がいっぱい。なので、スープ飲んで寝ることにした。
しかし気がついて外を見ると雲が晴れている!しかし一体どこを飛んでいるのか見当つかねえ。やっと見当がついたのは筑波山を見つけてから(^_^;) 何事も無く無事羽田に着陸。空港で天丼を食すが、まだ9時台なのに腹に重かったかもしれぬ。京急エアポート快特がたまたまいたので乗るが、なぜこいつは東銀座に止まってくれないのだろう(;_;) いたしかたなく泉岳寺で後続に乗換。
こうして私は札幌からダイレクトに出勤した。もちろん日曜に「北斗星」に乗る時点で今日の仕事道具を全部持って出た。短い旅がついに終わった。