JR九州は無理を重ねて大丈夫かね?

JR九州、最大100駅無人化へ 上場向け収支改善図る」…これはマジ心配。先月のニュースで、香椎線の駅のほとんどを無人化し、駅にインターホンを設置して用がある時はそれで社員を呼ぶという恐ろしく不便そうなシステムに変えるというのがあったが、それを広範囲に展開しようというのだろうか。
JR九州は他にも特急の客室乗務員を一部を除いて廃止とか、駅のみどりの窓口を削減するとか、一層の合理化を推し進めるつもりだそうだ。みどりの窓口削減はJR東日本も都心の結構多くの駅で実施済だが、これまた不便なんだなあ。この前購入済みの切符の乗変かけようと思ってJR八丁堀駅に久しぶりに行って、みどりの窓口が廃止されてて絶望を味わったが、あれが九州でも再現するのか。とは言ってもこれからの時代、切符はオンラインで買うし、駅の指定券販売機もえらい高機能化しているし、有人窓口を減らしたいのはわからないでもない。
JR九州がかくも合理化を急ぐのは、2016年度に株式を上場する計画があるからだそうだ。JR九州の上場なんて何かの冗談かと思っていたら本気なんだな。だから無理してるようだが、その結果ガタガタになってしまわないか心配だ。
JR九州の上場が冗談にしか思えない理由は、JR発足時に国からもらった巨額の"お小遣い"があったためだが、そのお小遣いについては「JR九州、2016年度上場へ 経営安定基金は返済せず」によると上場までに使い切ってしまい国に返済はしない方向らしい。九州新幹線の巨額のリース料なんかをこの金で一括返済する気だとか。なるほどね、それでもJR九州の完全民営化なんて実現するのかいなと懐疑的にならざるを得ない。