レッツゴー高松

朝。悲しいくらいに降ってる(;_;) しかもくそ寒い。そのような状況で9時半の飛行機に乗らなければならないので、眠くてたまらないが出勤。激混みの京浜東北線でもみくちゃにされつつ、モノレールに乗り換えて羽田空港に向かった。
水曜日の朝、しかも雨、という条件だからか羽田空港は空いていた。今から搭乗する便は混んでいたが。9時半発の高松行きのJAL便に乗り込み、定刻にドアは閉まった。しかし、飛ばない。延々と滑走路が空くのを待っている。機長が機内放送で「ここから見える限りで十機ほどが待機している」と実況中継。結局飛行機が離陸したのはドアが閉まってから30分後のことであった。
その原因はなぜか着陸後に明かされた。今朝の悪天候により羽田空港の滑走路が一本しか使えなくなり、すべての飛行機が一本の滑走路に殺到したため激しい渋滞が起こった由。管制が「次はアンタが飛ぶ番ね」とか言って交通整理したんだろうが、滑走路が一本ではいかんともしがたい。たしかに離陸直前に窓の外を見ると離陸待ちが7〜8機は見えていた。それが片側だけの話なので、反対側にもいっぱいいたかもしれない。
悪天候なので当然ながら揺れが激しく、乗り物酔いしやすい私にとっては地獄タイム。苦しい…と堪えていたら急に暑さを感じた。飛行機が雲を抜けて快晴の大空に飛び出したのだ。窓側に座っていたのでさっそく外を見てみると…雲しか見えねえ。ジュース飲んで即寝。…といいたいところだが高松は近いのですぐに着陸だ。寝る暇ねえ。
定刻に15分ほど遅れて高松空港に着陸したので、空港連絡バスの発車時刻まで余裕が無い。バスの券売機に長い行列ができているのが面倒くさいのでバスに近寄って行ったら、連絡バスの後ろに路線バスがいる!円座駅経由高松ゆき、とある。円座駅なんて知らないがコトデンの駅なのは間違いない。これ乗って行ったら楽しいかな?(^_^;) でもあんまり変なところに行って時間がかかり過ぎたら困るな…
と悶々としていたら路線バスは発車してしまったので致し方なく連絡バスに乗車。しかし座席が満員で狭苦しいこと限りなし。降りたい。
…と思ったので次の計画を発動。連絡バスが空港を出発して最初に停車するバス停、空港通り一宮バス停でいきなり下車。幹線道路ぞいの何もないところをたった一人てくてく歩く。
このバス停から400mほど歩いて戻ったところに、コトデンの空港通り駅があるのだ!これに乗って市中心部の瓦町に向かう算段である。バスに乗ったままでも当然瓦町には行けるが、混んでるバスより空いてる電車!
駅に行ってから知ったが、コトデン琴平線は日中15分ヘッドという便利さ。しかーし、15分おきなのは空港通り駅の次の駅・一宮まで。先ほど出てきた円座駅はその次の駅ということで、円座には電車が30分おきしか来てない。いやーこっちでよかった(^_^;)
やってきた電車は元京急1000形で懐かしい形。次の駅の仏生山は車庫があるのでいろいろな電車が止まっている。コトデン自慢のレトロ電車も2両だけ見た。よくまああんな古い車両を維持しているな。コトデンの意地だな。
仏生山から先は複線用地を確保している(線路は単線)。道路と立体交差するための高架区間も複線で作ってあり、コトデン男前(^_^;) そして何より驚いたのは…瓦町駅の上を人工地盤が覆っていること。以前訪れたのは20数年前だったから、まったく浦島太郎状態。いったいここは何なんだ。
駅に降りてみると、人工地盤どころか駅の真上にデパートが出来ていた。スゲー!でも駅の周囲は閑散としている。大丈夫か瓦町。