デフレ時に好調だった企業が今軒並み不振な件

ゼンショー赤字拡大…「すき家」人手不足深刻化
ワタミ、業績予想を黒字から一転、赤字に修正
…デフレのきつい時期に業績を伸ばしていた企業がこのところ軒並み不振である。マクドナルドは言うに及ばず、サイゼリヤや王将等もあまりよろしくないらしい。まあ消費税増税や円安によるコスト増など要因はいろいろあるので一概には言えないが、デフレ時に有効だった策が今は逆に作用しているのかなと思う。
中でもすき家ワタミについては、2つ目の記事にある以下の指摘がズバリ的中しているのだろう。引用させたいただくと、
『ここのところ現場で働く社員を顧みない企業が相次いて業績を落としている。これは単なる偶然ではなく、インターネットの普及により、一度企業に付けられたイメージはどんどんとネット上で拡散・増幅し、企業側の予想を超えた大きな影響として返ってくる風潮にあるということだ。』
そうだよな、と思う。デフレ時に過剰なまでに人件費を削って利益を出していたツケが回ってきたということか。そして人件費を削る以外に特に秘策が無いので、こういう局面で挽回する有効な手立てをなかなか打てないのだろうと思う。
そして過労自殺やらワンオペやらでイメージダウンした影響は計り知れない。私もすき家には断固として行かないし、府中での反省会でもワタミは自然と避けるようになっている。問題が起こったこと自体もさりながら、問題が表面化した後の対応がものすごく悪かったのが決定的だ。企業は問題を起こさないことと同様に、起きてしまった時は真摯に対応して早期に火消しすることが必須だろう。