孤独のグルメが面白い

<松重豊>実は小食…… “夜食テロ”の裏側語る」…テレビのドラマ番組などほとんど見ない私が現在唯一視聴しているのがテレ東で水曜深夜に放送されている「孤独のグルメ」である。先月からシーズン4が放送開始しているので、HDDレコーダーに録画して見ている。実に面白いドラマである。
何が面白いって…誰も彼もが書いているが、オッサンがただ飯を食っているだけのドラマなのが面白い。食っている飯がじつにうまそうなのである。そして主人公の良く食べること。いったい何人前食うのかと感心する。実在の店舗を舞台にするため、気に入れば自分で食べに行けるのがポイント。おかげで、ドラマ放送後にその店は行列ができるとか。
この主人公、井之頭五郎を演じる松重豊氏が実は小食だという話は少し前に聞いた。さぞかし苦労が絶えないのだろうと思ったら、ドラマ撮影前は究極まで腹をすかして臨んでいるのだそうだ。うまそうに食ってるように演技しているのではなくて、本当にうまくてしょうがないのだ。納得である。
また、食い方がきれいなのも良い。同じテレ東の大食い選手権では大食いだけど実に食い方の汚い奴がいて見る気も失せるが、松重氏はきれいにうまそうに食うのでこっちも食欲がつられるのである。ちなみに大食いと言えばギャル曽根も食い方がきれいなので、あんなに大食しても見苦しく感じない。
テレ東の深夜番組と言えばお色気だけが取り柄の実にバカバカしいのが多くて、今でもそういうのがあるが、一方でこんな素晴らしい番組もあるのが面白い。他局のは、イマイチだな。