新型除雪車クルー!

JR発足後初! JR西日本がラッセル車両キヤ143形を新製、北陸本線などに投入」…実は以前から気になっていたのだが、除雪車の新車がJRになってから全然出てこないのはどうしてだろう。DD14はもちろんのこと、新しいと思っていたDE15もかなり古くなったよ!…と思っていたのだが、今は鉄道車両としての除雪機関車を使うよりは軌道上を走るモーターカー(車籍はなく機械扱い)に除雪装置を付けて使うのが一般的らしい。
というわけで、これが久々の新型除雪車ということになる。それにしても形式がキヤとはこれいかに?気動車ということにしたいらしいが、見た目は完全に機関車です。ありがとうございました。
なぜ無理やり気動車にするのかというと、気動車運転免許を持ってる運転士に運転させるためだろう、という説がある。機関車にすると機関車運転免許を持ってる運転士が必要になるが、今のJR旅客会社は機関車が激減しており免許保持者も少なくなってるようだ。除雪車のために機関車免許を取らせるよりは、気動車とした方が何かと都合がよいということらしい。
とはいえ、この除雪車、冬以外の季節は“牽引車”として使うとか。…それって(入換専用の)機関車とどの程度違うのか?なんとも言葉遊びのような気がしてならないが、まあ別にいいか。この機関車、もとい気動車は今月から来月にかけて北陸本線に投入されるということだが、できればもうちょっと早く出てくれば、さっそく今年からバリバリ活躍できたんだがな。
ん?ちょっと待てよ。北陸本線北陸新幹線が開業したら金沢以東が第三セクター鉄道に分離されるはずだが、この除雪車第三セクターにあげちゃうのかな?それともJR西所有にして、たまに貸したりするのだろうか。その辺の運用がどうなるのかはちょっと気にはなる。