両備と言えば…ええっと、アレだっけ

今日も寒いが快晴。いつも通り淡々と出勤して淡々と仕事する。来月の出張の日時が確定したが、日帰りとなりそうで極めて残念。しかしまあ、一泊となるとコストは高くなるわけで、致し方なし。あとは淡々と飛行機の予約を取ることにしよう。
帰宅後、テレビでローカル線が出てくるのを見た。テレビ東京の「ガイアの夜明け」で、いすみ鉄道井笠バスカンパニーが登場。前者はキハ52・キハ28を運行することや、その車内でイセエビを食べるイベント列車を映して「こんなに工夫しているんですよ」とアピール。もちろん、同鉄道の名物である“700万円自腹切って運転士になれる”も忘れない。確かにこの鉄道はよくやっている。そして私の目を奪った映像は…硬券急行券これは買いにいかねば。
後者は、数年前にここでネタにしたからよく覚えている。前会社の井笠鉄道が突然破綻し、バスが運行できなくなる異常事態が発生。(会社名は“鉄道”だがバスのみ運行する会社であった。)そこを同じ岡山県両備グループが華麗に登場して危機を救ったという話であった。
両備グループも元は西大寺鉄道という小さい鉄道会社であったが今や岡山最大の交通企業。岡山のみならず他の地方にも手を伸ばし、しかも廃止間際のローカル線や傾いたバス会社を救済する形で乗り出すという特異なスタイルを取る。南海電鉄貴志川線を引き受けて和歌山電鉄とした例で一躍有名になった。
そのテレビ番組を見ながら、たしか両備グループが経営に手を挙げたが引き受けに失敗した鉄道があったなあ、と思いだした。しかしその路線が何だったか思い出せない。うーんうーん、どうしても思い出せない。これは悔しい。Wikipediaなどを参照しながら、それが何だったか思い出そうとした。そしてついに思い出した!!
それは名鉄岐阜市内線だ。岐阜市内線とそれに接続する揖斐線美濃町線および田神線は、揖斐線が日中15分ヘッドで運行するなどローカル線にしては乗客がかなり多く、県庁所在地を基盤としていることもあり、なんで廃止になるのか理解に苦しんだ。両備グループ岡山電気軌道の他に、なぜかフランスの企業が手を挙げることもあったが、結局廃止された。今Wikipediaを見ると当時の岐阜市長の資金管理団体岐阜バス(線路廃止後の代替バスを引き受けた)の相談役がいたということで市議会で関係を追及されたとある。そんな裏が、あったんかねえ。