ななつ星ついにお披露目

DF200-7000と“ななつ星 in 九州”専用編成が公開される」…やや古いニュースになってしまったが、13日についに“ななつ星”の全車両が黒ラッピングをはがされ完成形で公開された。各ニュースサイトの記事の写真はもっぱら客室内の写真ばかりだが、まずは外見からでしょ!(^_^;)
機関車DF200-7000は…前面のアルファロメオのフロントグリルみたいな飾りは要らなくね?と思わないでもない(まるで虫みたい)が、色も含めてマアマアかな。客車も1号車/7号車の深い丸屋根、スッパリ切れた切妻に馬鹿でかい窓は違和感あるが、編成全体でみるとなかなか美しい(「“ななつ星in九州”,「1泊2日コース」経路で試運転」参照)。考えてみればこんなイメージの切妻車はナハネフ23という存在がすでにあった。そう考えると違和感は馬鹿でかい窓だけになるな。
客車の形式は77系、称号はマイ、マシフ、マイネ、マイネフの4種類となった。たしか日立の工場からJR九州に送られる時の送り状にはスロネと書いてあったはずだが…調度品を載せると重くなって重量記号はマ級になるのではないかと言われたり、かつての一等車を示す用途記号“イ”が新車として復活するのではないかと言われたが、その予想は両方当たり。マシとかマイネとか昭和30年代に滅んだ称号が復活して、私より年上のジジイ鉄には懐かしすぎるかも。
なおこの77系客車は日本史上初のアルミ製客車だそうである。アルミで車体を軽く作ってあるのにマ級。いっぱい調度品を載せたのでしょうな。
まあ…私には乗れないけど、このような新型客車が登場すれば当然その活躍を期待したくなるわな。公開後最初の回送で早速電気系統の故障があったようだが、それは初期不良。本来ならもっと早期に落成させてみっちり試運転しとけば良かったのだが、その時間が短いのが心配ではある。せめて営業デビューまでは毎日走り込みして鍛えておきたいところ。