春の鉄その3

世田谷代田はこのくらいにして移動することにした。ここから東急沿線に出たいのだが、どこでバスに乗ったらいいか調べてこなかった。手持ちのiPhone5で調べるべきだが、面倒なので適当に経堂で降りてみた。
経堂は駅は大きいのにバス路線は少なく、渋54系統渋谷行きというのがあったが、他に千歳船橋行きがあるくらい。これは失敗したな。渋54系統は梅ヶ丘駅を経由するので、別に経堂までくる必要もなかった。そこで気が付いたのだが、豪徳寺で降りて東急世田谷線に乗り換えたら東急三軒茶屋に行けるではないか!すっかり忘れてた(^_^;)
もう一回小田急に乗って成城学園前などに行くのも面倒なので渋谷行きバスに乗り、渋谷に出た。相変わらず、渋谷は人でごった返している。3月に東急東横線渋谷駅がメトロ副都心線に乗り入れるために地下に移転し、地上駅は廃駅となったが、これを皮切りに渋谷駅の大改造が始まって駅周囲は工事現場だらけになっていた。
とりあえずまずはハチ公像の前に鎮座する東急5000系の車体に入って座席を堪能し、それから駅の東側に移動し駅前を観察。建替予定の東急東横店が閉鎖されて巨大な廃屋になっていた。一階のお店の並びもすべて閉店してシャッター街と化していた。大都会渋谷でこの光景はシュールだが、やがて東急渋谷駅の廃駅ともどもすべて取り壊されて全く新しく生まれ変わるのだろう。
歩道橋でヒカリエの側にわたって廃駅を堪能した後、ようやく地下に降りた。先述の通り東急東横線が地下化したので初乗りした。東横線ができる前の渋谷地下ホームは2面4線のホームの外2線だけが営業していて中2線をふさぐように仮通路が出来ていたが、それが無くなった今、ホームが少し狭く感じる。客が激増したのもホームが狭く感じた要因であろう。
初乗り区間は次の代官山までのわずかな区間で、あっという間に通過して終了。感想もへったくれもない。が、代官山付近は依然として工事中であり、線路が通っても地下化事業はまだ全然終わってないのだな。
そのまま自由が丘まで行って大井町線に乗り換える。大井町線は久しぶりだが、6両編成の新車6000系に乗りたいような気もしたがやってきた列車が8590系だったので懐かしくてこれに乗った。大学が東横線沿線にあった時、通学でよく乗った8590系。今も外観は古さを感じないが、車内に入るとなんと扇風機が回ってる!分散クーラーと扇風機の併用で車内を涼しくする電車も最近めっきり出会わなくなった。そこに時代を感じてしまった。
あとはさっくりと北千住経由で帰宅した。久しぶりに一日中鉄をして気晴らしになった。