JR東日本の仰天SL復活プラン

東北で SL C58 復活…元ピニン奥山清行氏がプロデュース」…またJR東日本がSLを復元させて線路を走らせるという。観光列車はSLで、というポリシーがますます強まってるがそれはそれでいいこと。SL自体は70年代のSLブームの際に数多くが静態保存されてあちこちにあるため、その中から状態の良いものをピックアップして復元させればいいのだが、SLが牽引する客車の方が今や希少になってしまい、今回もSLに何を引かせるのか興味深かったのだが…
ここでJR東は仰天プランを打ち出した。なんとJR北海道で余剰になったキハ141系を購入するという。まさかの中古車購入!しかもキハ141系は50系客車を気動車に改造したものだから、まさかまさかの客車へ再改造!!
こんな展開があるのかと、これだけでひっくり返ってしまうが、さらに仰天することには、キハ141の一部のエンジンを下ろさず付けたままにしてSLの補助動力とするという。すなわち、今回復活するC58では勾配を登るのに力不足なため、客車(と見せかけて実は気動車)のエンジンも使って登るという仕掛けになるそうな。よくまあこんなことを思いついたものだと感心してしまう。
キハ141系もただ単に余剰廃車になるのだとばかり思っていたので、ひたすら驚く。どんな列車ができるのかわからないが、SL牽引列車に乗ってて床下からエンジン音がするというのはちょっと興ざめなような気がしつつも、仕上がりに期待である。