花火は良いですなあ

夜は花火大会に行ってみた。この花火大会は変わっていて、千葉県流山市と埼玉県三郷市が同日同時間帯に川を挟んで同時に行うダブル花火大会である。といってもあくまでも日時と場所を合わせているだけで、流山と三郷の花火大会はあくまで別の花火大会である。
この花火大会に行くのは初めてなので情報収集したところ、車で会場に近寄るのは至難の業だとわかった。なので、会場から少し離れた流鉄鰭ヶ崎駅近くに車をとめて、流鉄に乗って会場に近づくことにした。駅で切符を買おうとしたら臨時窓口(折畳机だが)が出ていて、そこで切符を買うとあこがれの?硬券を渡された。使うために買った切符だが、急に使うのが惜しくなった(^_^;) 往復2枚くださいと言ったら片道券を4枚渡された。
電車が混雑するのは覚悟済みだったが、いざ電車が入線すると…なんじゃこりゃあ!都心の朝ラッシュ以上の激混み。しかし流鉄は単線なので次々に電車が来るわけでもなし、これに乗るしかない。力任せに乗客を押し込み無理矢理乗車。流鉄は以前は3両編成があったのだが、それは廃車になって今は2両編成の電車しかない。激混みなのも当然ではある。
次の平和台駅で下車して、駅前のスーパーの屋上に上がる。これも情報収集の結果、楽して花火が楽しめるスポットとしてマークしていたもの。花火会場の河川敷は一週間前から場所取りされており、人出も多くて近づくのも容易でないという話だった。しかし屋上に上がると…既にかなりの人出であり、しかもみんな敷物で場所取りしてる。まあ通路は確保されているので移動は容易だし、立ちんぼでよければ見物に困ることもない。
というわけでスーパーの屋上で花火見物。2つの花火が打ちあがるところが同時に見られるのはやぱり壮観。しかし、あくまで別の花火大会というだけあって、2つの花火には全く連携が無い。お互いが自由に打ち上げている感がたっぷり。まあ、それもまたよし。
花火を見るだけなんて退屈になるかと思ったが、そんなことはなくてあっという間に終わりが近づいてきた。しかしファイナルをみることなく屋上を後にする。これは、帰りの電車が行き以上の超絶混雑になることが明白なので、少し早めに行動しようと相談した結果である。
しかし甘かった。平和台駅に行くと電車待ちの行列が駅からはみ出して百メートルくらいまで育っていた。まだ花火終わってないのにこれか。流鉄の始発駅は流山だが、そこもここと同じような大混雑になっているはずで、流山出発時に超混みになるのは明白。だからいくら詰め込んでも平和台駅で乗れる乗客の数はそう多くないはず。流鉄は先にも書いたが単線なので増発も思うようにできないはずで、つまりは目の前の行列が解消するのは相当先になるはずだ。これは乗れたもんじゃない。
というわけで、即座に次の駅まで歩いて戻ることに決定。買った切符が無駄になるが、硬券なので手元に残るのがかえって嬉しい。鰭ヶ崎まではそうたいした距離ではないはずだが、てくてく歩いていくとやはり暑い。同じように歩いている人はいるが、そう多くは無い。なんとか車までたどり着いて、混雑した市街地を脱出。少々疲れたが楽しい花火であった。