BRT気仙沼線ついに運行開始へ

気仙沼BRT来月20日運行 専用道、当面は2.1キロ」…ようやくと言うべきか、去年の大震災で被災し運休中のJR気仙沼線柳津−気仙沼間がBRT(バス・ラピッド・トランジット)として仮復旧し、来月20日から運行開始だそうだ。
といっても最初のバス専用道区間はたったの2.1kmで、以降専用道区間を6割まで増やすというが、それ以外は一般道を走る普通のバスと変わらない。唯一オトクなのは、運賃が鉄道と同一に抑えられる点だ。
私が危惧するのは(というより確信するのは)、仮復旧の姿がそのまま固定化されるのではないかと。JR東もただでさえ赤字のローカル線を大金かけて復旧させてさらに赤字を増やすことに意義を見出せないのではないかと思う。その点では、BRT化を断ったJR山田線宮古−釜石間の沿線自治体は賢明であったとは思う。その代り復旧はかなり遠のいてしまうけど…。
ところでネットでは「BRT化した気仙沼線は鉄道かバスか」という議論が行われているようだが、それはバスであるという説が有力であるようだ。WikipediaではBRTの例として名古屋ガイドウェイバスやかしてつバスが挙げられているが、ガイドウェイバスは法律上は鉄道の扱いなので乗りつぶしに行った。もしBRT気仙沼線が鉄道扱いになったら乗りつぶしを検討しなければならないところだが、構造上どう見ても鉄道にはならなさそうなので、急いで乗りつぶしに行くことはなかろう。