名古屋激鉄三日目

今日の鉄は名古屋のというより岐阜の激鉄。朝、名古屋にて嫁たちと独立してからまたスパルタンなひとり旅を目指す。嫁たちは「サツキとメイの家」を見に行くと言っていた。うーむ、それについていくのも、ありかも?後ろ髪を引かれつつJR中央線の人となる。
今日の工程はシンプル、まずJRで恵那に行き、明知鉄道に乗るのである。この線も20年くらい前に完乗しており、そのときのフリー切符が残っているのだが、なぜか硬券入場券がない。買い忘れたのか。仕方がないから全部買おう!
明知鉄道自身は全くのローカル線、ほぼ全区間が山で勾配と急カーブの連続。都会とは違う時間の流れ方で、ひとときの間沿線風景の自然と戯れまくる。
終点の明知で硬券入場券ゲット。ここで途中駅「極楽」の記念硬券入場券(D券)もゲット。さらに探索すると…使用済みの硬券乗車券を一枚20円で廉価販売してくれるそうだ。これはおあつらえ向き、とばかり7枚ほどゲット。マニア思いのよい施策がとられているようだ。
途中駅の岩村に途中下車。次の列車までたっぷり一時間待ち。硬券を入手して、さてこれからどうするか。岩村といえば、有名な岩村城の跡。それに続く街並みが江戸時代風で趣があるらしい。よし、その街並みを通って岩村城址まで行ってみよう。ただし30分経ったら折り返しだ。
岩村の街並みは地味だが興味深いお店が両脇に軒を並べていて、なかなかいい雰囲気。嫁を連れてきてやったらさぞ喜んだろうなあ。銀行や郵便局も、街並みを崩さないように長屋風に建てられている。なっぜかカステーラ屋が三軒もある。薬屋の店頭にものすごく古い看板が…シュールすぎるので写真にとってしまった。
駅に戻ってきて、まだ時間があるので昼飯を食おうとして食堂に入ったら「二時までなんです」と言って追い出された。街並み散策する前に飯にするんだった。
結局恵那で硬券入場券をゲットするまで、まともな昼飯にありつけなかった。これで三日連続だ。時間も無いので即効で名古屋に戻るが、やってきたのは快速セントラルライナー。快速列車だが多治見−名古屋間の乗車には別途310円のライナー券が必要、というなかなかバブリーな列車。その区間以外は払わなくても乗れるので、多治見までセントラルライナーに乗って多治見で後続の快速に乗り換えた。なんだかな。
嫁たちと合流後、サツキとメイの家はよかったとか報告を受けて、うーむ行ってみたかったナァという気持ちはふくらんだ。お土産を買って、手持ちの荷物が膨らんだところで新幹線の人になって東京に帰るのであった。