男の意地

今日は平成22年2月22日の「2並び」の日!あちこちの鉄道会社で限定記念切符の発売が行われたが、私はそれらの限定切符にはやや消極的。というのも、最近の限定グッズ販売は“転売ヤー”や加わってあっという間に売り切れるし、オークションで高値で流通しているらしいのも萎える。
とは言いつつも、二度と戻らない22-2-22に何もしないのも悔しい。ので、せめて硬券を常備している関東の数少ない私鉄---流鉄の入場券でも買って帰ろうと思い立った。せっかくなので全6駅を買い揃えて…などと皮算用。そうなるとだんだん仕事が手につかなくなってきて早く帰りたくなってくるわけだ。
しかし、そうは問屋が卸さない。こういうときに限って、帰り支度をしていると「何帰ってんの?」と上司に引き止められて仕事をおおせつかったりするわけだ。くっそうイライラする…。その結果いつも通りに深夜まで残業して、それから急いで駆けつけるも、流鉄の始発駅の馬橋についたのは22時半過ぎ。もしかして窓口閉まってたりして…と危惧していたが、流鉄の人は勤勉にも窓口を開けていてくれたので、やっと一枚ゲット。
すぐに発車した電車に乗って隣駅の幸谷に。ここで初めて気がついた点がいくつか。まず、流鉄の入場券2種類あること。券面に社章が入っている、旧社名(総武流山電鉄)の入場券と、無地の新社名入り入場券。馬橋では何も言わずに旧社名の入場券が出てきたが、幸谷では「どちらにしますか?」ときた。うーむ…困ったときは、両方買え!で2枚ゲット。旧社名の入場券は売切れ次第無くなるはずだから、今欲しい人はすぐにゲットだ。
さらに気がついたことは、流鉄も今日限定発売の入場券を発売していた。2月22日は猫の日らしく、それとかけた“猫の足跡地紋”の硬券入場券を用意していたらしい。私の行った時間帯では当然のように売切れていたので、入手できなかったが。
幸谷の窓口で私の後ろに並んでいた男が、やはり「入場券ください」「両方とも」と、私とまったく同じ行動をとっていたのにニヤッとした。鉄のやることはみな同じってことやね。
こうして、記念すべき日に鉄の一人として最低限の意地は見せたと思う。正直、流鉄の入場券を全駅揃えたかったけどね…。