初心に帰って地元で鉄

昨晩は久しぶりの実家だったが、良く寝付けず朝から非常に眠い。父親は朝から町内会の温泉旅行に出かけ、我ら夫婦も福岡市内に出かける用事があるので昼前には高速バスに乗車して街に出る。嫁は友人と会いに行き、私は夕方まで空いた時間を自由に使うことになった。
というわけで…前からやろうと思っていたことを一つ。実は、JR篠栗線筑豊本線折尾−桂川間が電化してからまだ一度も乗ったことがないので、それに乗ろうと。篠栗線等の電化は2001年のことなので随分と時間が経過してはいるが…。両線とも昔はかなりたくさん乗ったが、いずれも非電化でディーゼルカーでしか乗ってない。どう変わったのか楽しみだ。
その前に、九州新幹線乗り入れ工事中の博多駅の変わりように驚く。まだ工事が始まったばかりなので構内がゴチャゴチャしていて非常に移動しにくいが、完成したらさぞかし変わるだろう。同時に博多口の駅ビル立替工事も行っているが、今日見たところでは駅ビルの解体が終わっており、何にも無い状態になっていた。あの見慣れた博多駅はもう無いのだな。
というところで篠栗線だが、先発の快速電車をやり過ごして普通列車折尾行きに乗車。817系の側窓のでかさには驚かされるが、そういや大分にいた頃815系でも驚いたな。吉塚駅の高架化も完成しており、真新しくて全く都会の駅のようだ。篠栗線の駅は筑前山手駅以外の全駅で行き違いが可能であり、沿線の開発も相まって昔の田舎線の趣は無い。九郎原や筑前大分にも住宅地が出来ている。いやはや。
桂川からの筑豊本線も印象は昔と大きく変わっているが、こちらはやはりやや田舎の趣がある。しかし飯塚駅近くの忠隈炭鉱のボタ山筑豊富士)は頂上まで全面的に草木に覆われ、もはやボタ山というよりは一介の山である。こんなところにも月日の流れを感じずにはいられない。
一方、20数年前に乗車した時から変わってないものもあった。鯰田駅を出て遠賀川を渡った直後から線路の西側に寄り添う幸袋線の廃線跡である。私の生まれる前の1969年に廃止された路線だが、いまだに線路跡にレールが敷いたままであるのを確認した。あれはいったいいつ剥がすのだろう…いや、このままずっとほったらかしになるのだろうな。
まだまだ書きたいことはあるが大幅に端折って折尾駅(^_^;)。超複雑な駅の構造、まだ全く変わっていなかった。しかしこの駅も大規模な改築が予定されており、既に付け替える筑豊本線のトンネルが出来てるのを後でソニックに乗ったときに見た。時間に余裕があるので若松まで往復してきたが、この区間は同じ筑豊本線でも非電化のまま残された。ここだけディーゼルカーが残っても非効率的だし、一緒に電化してしまってもいいかもしれない。2両のキハ47がのろのろ走るのんびりした路線だったが、開催中の若松ボートの客が流れ込んできたらオヤジで一杯になるに違いない。
若松駅には東筑軒のうどんスタンドがあったので、クソ暑いにもかかわらずうどんを食す。うむ、やはりかしわうどんは良い。全国の駅うどんそばスタンドを食べ歩いてきたが、やはりうどんは福岡県の東筑軒や寿軒が一番だな。
折尾駅に戻ってから特急ソニックに乗車して速攻で博多に戻り、嫁と合流。自称鉄道マニアとしてはささやか過ぎる鉄旅行だが、満足したからこれはこれでいいのである。ただ、若松に寄り道したので運賃は結構高額になった(特急に乗ってさらに500円増し)。