茨城交通湊線は今月限り(廃止じゃないよ)

給料も出てお金も出来たところで、遊びに出かけることにした。車もここしばらく動かしてないので、嫁とドライブに行った。行き先は…茨城である。まずは首都高に上がり、常磐道を目指すが…例によって、C2・中央環状線はメチャ渋滞、やむを得ず箱崎JCTに迂回して向島線経由で常磐道へ。東京を抜けてしまえば道路はスカスカで、快適快適。
途中から枝線(北関東道)に入って、ひたちなか市へ。そう、目的地は茨城交通湊線だった!やっぱり鉄道か!(^_^;) とりあえず終点の阿字ヶ浦駅に車を回すと、ちょうどホームに列車が停車中(キハ37100型だった)で、出発間近だった。ここで車を置いて湊線を一往復、嫁に短いローカル線の旅(マスコミが最近流行らそうとしている)を堪能させるつもりだったのだが…なんとしたことか、阿字ヶ浦駅前の駐車場が有料ではないか!しかも一日1000円も取るとは!?無人駅なのにどうやって料金を取るつもりなのか理解できないが、こんなところで有料駐車場に止めるのも業腹である。
仕方なく、湊線の一番大きな駅であるところの那珂湊駅に移動。天気もいいし気温もソコソコ涼しい、窓を開けて走るのが楽しい。那珂湊駅前には駐車場は無かった…が、駅から3分のところになんと無料駐車場が用意してある!!これはパークアンドライド用に造成したとのことだが、だったらなぜ阿字ヶ浦駅のは有料?ますますワケわからんよ。
実は湊線は来月から分社化され、「ひたちなか海浜鉄道」に改称される。ということは、「茨城交通」名の硬券発売が今月末限りということだ!私が湊線の駅に急いだのはそういうワケである。情報によると那珂湊駅茨城交通全駅の硬券入場券が購入できるとのことで、さっそく窓口にて硬入を購入。
…しようとすると、なぜか駅事務室の中に、いかにも鉄ヲタな男がいて硬券棚を物色している。何事かと思ったら、那珂湊駅では硬券棚に入っている硬券乗車券をまとめ売りしているのであった。茨城交通としての常備券を発売できるのが今月限りなので、在庫一掃セールといったところか。値段は全て均一で1枚100円、10枚800円の大ディスカウント。マニア向けの販売であり、この券では列車に乗れない。既に在庫僅少、欲しい方はお早めに那珂湊駅にGOだ。
私は硬券棚の乗車券10枚と、全駅の入場券9枚を購入。まずはミッションクリアーである。そういえば硬券入場券は全駅とも駅名はゴム印押しなので、欲しくない人は買わないように。もっとも入場券も極めて在庫僅少に見えた。
ホッとしたところで嫁と正規の乗車券(^_^;)を購入し、勝田までショートトリップ。やってきた列車はたまたまキハ20型(キハ205)だったのでラッキー\(^o^)/ 先ほどの37100型は新型でイスはロングシート、今来たキハ205はオンボロかつイスはクロスシート。マニアなら…当然後者である。いい車両がやってきた。キハ205は昔の国鉄色(朱色とクリーム色)に塗られているのもGOODだが、朱色が若干薄いような気も。オンボロに乗れて嬉しいのだが、キハ20は実は昨年末に島原鉄道でも乗っているので、感激もその時ほどではない。でも、やっぱりローカル線は良い。

今年はなぜか梅見

嫁にローカル線の旅を堪能させて、勝田まで一往復して再び車に乗ったのが昼過ぎ。駅近くに那珂湊おさかな市場というのがあるので行った。まさに漁港のまん前に市場が立っていて、新鮮なお魚が激安で並んでいる!そして当然、そこには回転寿司もある!期待しながら店に入ると、一皿1000円の生ズワイガニのニギリが回っていて仰天。おおお、ズワイガニを生で…肉がかなり多く、しかも新鮮。これは、幸せだ\(^o^)/ しかし何枚も食えるモノではないな…と残念がっていたら、隣席の老婦人が一皿1000円をガンガン取っていたの驚愕。金持ちはいいな。嫁も満足したようで良かった。
市場直結の新鮮な寿司ネタに満足しつつ那珂湊を後にする。既に日は傾き始め、もう帰途についてもいい頃だが、まだ行くべきところがある。この時期の茨城といったら、水戸市内の梅の名所・偕楽園に行かずしてどこに行く?梅の見ごろも今週までと聞いていたので、是非行かねば。行くのは初めてだったので、見物料がいるのか要らないのか、駐車場があるのか無いのか有料か無料かなど全く知らないままあてずっぽで行ってみた。
駐車場は有料とあったが、料金を徴収する人がいなかった。既に16時半になっていたので帰ったのだろうか。もしかして閉園直前?と心配しながら、偕楽園本園に向かう。てくてく…駐車場から結構遠かった。しかし、18時半まで開園、そして無料というので安心して入園した。梅は既に散りつつあったが、多種多様な梅が一杯咲いてて大変良かった。1月にも長瀞の蝋梅園に行ったばかりだが、あっちは黄色い梅の花、こっちは赤白ピンクの花。なぜか今年は梅に縁があるのう。
そして、日が暮れるまで遊んで帰る…となると、首都圏では当然ながら道路が渋滞しているわけで。常磐道谷和原から首都高まで約30kmの渋滞と表示されて、止む無く谷和原ICで降りた。そこから主な道路も渋滞だらけで、カーナビ頼りに住宅街の狭い路地を走り抜けてようやく帰宅。ちょっと疲れたが、いろいろ堪能したので良かった、良かった。