voyaki2006-09-02

碓氷鉄道文化むら

ガソリンの価格がド高いご時世ではあるが、今日は久しぶりに車を転がしてみた。午前中は休養に当てて、おもむろに午後から出発。かねて行きたいと思っていた、横川の「碓氷鉄道文化むら」である。天気もよく高速道路も空いていてじつに快適。すいすいと最寄のICまで走っていって、いざ横川駅に到着…というところで、その手前に現れた「おぎのや」に寄る。あの有名な駅弁「峠の釜めし」で有名なおぎのやではあるが、実は私は鉄道マニア暦29年にしておぎのやの峠の釜めしを食するのは初めてだったりする(^_^;) 他駅の釜めしは食したことがあるが、そのときの感覚からたいしたことは無いものと思っていた。が、さすが元祖おぎのやの釜めしはうまい(^_^)
…と、意外とメジャー扱いされているものに対して経験が無いことを暴露しつつ、横川駅に到着。碓氷鉄道文化むらは旧横川機関区の跡地に設けられ、“横軽”の各種展示をはじめ、JR東日本が各地から集めておいた車両を一堂に並べたり、近くの温泉施設まで伸びるトロッコ列車、EF63電気機関車の体験乗車、園内を周遊するミニSL列車(5インチゲージ)とナローゲージのSL列車「アプトくん」と乗り物も豊富。ところが…トロッコ列車の運転は最終列車が15時、私が着いたのは15時2分ごろ…しまった、釜めしは後にするんだったorz ちゃんと調べてこないから…(^_^;)。EF63体験乗車は予約制と知っていたので目的とせず、このトロッコに賭けていたので残念至極。でも、アプトくんの線路にはえらく旧式なデザインの本物のSLが走っており、石炭の匂いがとても良い。これに乗れることはそれなりに幸せといえよう。
まずは検修庫に行き横軽関連の展示物を見て、それから車両展示のところに…うはっいるいる!静態保存車両がたーくさん!ここにいる車両の多くは昔高崎機関区に集められていたもので、大学生の時に鉄研の企画で高崎まで見物に行ったものが多い。それにしても…ここの展示物はいまいち保存状態が良くないな。色あせたもの、塗装が剥げたものが多い。ちょっといただけない。
そして肝心のアプトくんに乗車…気合入れて乗り場に行ったら、待っているのはさっき見たSLではなく、なぜか知らんがEC40(40000型)の形をしたディーゼル機関車ではないか。はぁ?SL走ってたじゃん!?SLどこ行ったの?…聞いてみると、さっき見た運転が今日最後のSL運転であり、その後はDLになってしまうらしい…いったい何度こんな目にあうんだorz

軽井沢にも行ったで

せっかく碓氷鉄道文化むらに行ったのに、トロッコ列車に乗れずSL運転にも間に合わなかったマヌケさではあるが、DL運転のアプトくんと、ミニSLにはしっかり乗ってきた。アプトくんは1回400円だが、切符を買うとなぜか小児券を2枚渡された。小児券2枚で大人券1枚と同額だから適当に売っているのだろうが…どうせ私は「子供二人分」ですよーだorz
1時間ほどでここを退散し、国道18号の旧道を走って碓氷峠を越える。旧道は道がクネクネしているが、旧信越本線沿いに走っているので廃線が堪能できるというわけだ。廃線といっても昭和38年に廃止されたアプト式だった旧線とEF63が走った新線と両方が廃線になっているわけで…新線の方は特定目的鉄道として復活させるという案がいよいよ現実味を帯びてきたようだ。が、そうなると今日乗りそこなったトロッコ列車の行方が気になる。
軽井沢駅に行くと、駅前は様子が一変していた。いや駅裏も…駅一帯がものすごく近代化したようだ。駅裏にでっかい駐車場があるのでそっちに車を止めてみると、そこはだだっぴろいショッピングセンターになっていた。こんなところにそんなものが…しかも、これがまたものすごく混んでいる。人が一杯歩いていて、わざわざこんな遠くまで来て買い物しなくても…と思った。が、気候は良いし水は冷たいし、さすが避暑地は過ごしやすい。気分が良くなると物欲も刺激されるのかも知れぬ。
暗くなってから碓氷バイパスを通って群馬県に戻り、一般道をテレテレ走ってから、藤岡ICで関越道に上がり帰路に着く。しかしものすごく眠くなってしまい、三芳PAで仮眠を取らないと運転できないほどになった。ああ、疲れているナァ。それとも、もう歳なのだろうか。