使えない記事

「鉄道が消えると街は廃れる」はウソだった!」…ほほう!これは興味ある新説。そうならなかった事例を紹介してくれるのかな?わくわく。
…って、例示しているのがこの前廃止になったばかりの増毛(留萌本線)と先々月廃止になった三江線しかないじゃん!!まだ廃止になったばかりで、廃れたかどうかの判定もできねーよ!馬鹿じゃねーの。これだから東洋経済は…
線路が廃止になったら即廃れる、というわけではない。過疎が進行⇒線路が無くなる⇒基幹的な交通機関が無くなる⇒人の往来が減る⇒ますます過疎が進行、という流れが「鉄道が消えると街が廃れる」だろ。増毛も三江線もまだその流れに乗ってないので論じることもできない。
私が知りたいのは、線路廃止から何年経っても街が廃れるどころか何らかの方法で繁栄を掴んだ、という街と、どうやってその繁栄を掴んだか、ということである。それが語れないようであれば取材し直して来い。
増毛の場合はもともと線路に並行して国道が通っていて、その国道には留萌への路線バスのみならず札幌と留萌・羽幌を結ぶ特急バスも通っており、かなり前から線路の必要性は少なかった。それでも冬場の道路交通が閉ざされる場合に鉄道は強かったわけだが、近くの留萌まで高速道路が来て冬場も道路交通が途絶えなくなったので万事休す。
三江線に至っては「陰陽連絡線」と言えば聞こえはいいが山陰と山陽のローカル線を結び付けただけで最初から便利な乗り物じゃなかった。むしろよくここまで持たせた。
つまり2例とも鉄道の存在価値がほとんどない状態からの廃止なので、鉄道廃止がいかに悪影響を与えたのかが判定しずらいという(^_^;) だからもっとわかりやすい事例を持ってきてくれ。頼む。