秋の天皇賞

台風接近によりヒドイ悪天候の中、今日の競馬は行われた。テレビ中継を見ると雨がひどすぎて東京競馬場の向こう正面が白くかすんでよく見えない。水はけのよさが自慢の東京芝コースも泥田のようになってしまい、重の巧拙が結果に大きく影響すると思われた。
今日のメインレースである秋の天皇賞も馬券は買わないが予想だけしてみた。もう、重馬場の鬼しか目に入らない(^_^;) 一番注目したのはネオリアリズムレインボーラインサトノクラウン。東京コース得意のステファノスも押さえる。レインボーラインは13番人気のド人気薄だが、このレース唯一のステイゴールド産駒。人気薄のステイ産駒を私が買わないはずがない(^_^;)
ところでダントツ一番人気のキタサンブラックだが、実力一位なのは承知だが、このレースが初めての不良馬場。うーん、先行するから逃げ粘りやすくなる気もするし、慣れない不良馬場に苦戦するかもしれんのう。穴党としては切った方がいい気もするが、レインボーラインみたいなド人気薄を買うなら相手は人気馬でいい気もする。
結局馬券という形で予想を確定していないので何とも言えるわけだが、レインボーラインを買ったのは確実なれどキタサンブラックを買ったかどうかは正直自信ない。
で、結果は以下のようになった。
白く煙る1コーナー奥でレースがスタート!なんと、キタサンブラック出負け!!うわーこれ荒れるわー。後方から行くことになったキタサンブラック、前の馬が跳ね上げる泥にまみれて一体どうなることやら。
と思っていたら、3コーナー手前くらいでいつの間にやら内側4番手くらいまで位置を上げてきていた。いつの間に?多くの馬が馬場のいいところを選んでコースの外側を走るのに対しキタサンブラックは最内を突いて4コーナーを先団で回ってきて…直線で大きくはじけてるよ。あーこれ来たわー\(^o^)/ 鞍上の武騎手は後ろをよく確認しながら馬を外ラチ方面の馬場のいいところに導いている。さすがっす、キタサン重関係なかったす。
と感心していたら後ろから猛然と追い込んできたのがサトノクラウン。まだあと200mくらいある、この勢いで行ったらキタサン交わされる!と思ったけど、そこからがキタサンブラックの真骨頂!抜けそうで、しかし抜けない。キタサンらしい二枚腰三枚腰で何とかしのぎ切ってゴールイン。
正直、競馬で久しぶりに感動した。終わってみれば実にキタサンブラックらしい勝ち方で、優速だったサトノクラウンを抜かせなかった。1番人気と2番人気の見ごたえある決着だったが、3番手にはレインボーラインが猛然と突っ込んできていた。ほら、やっぱりキターーー!!!やっぱ馬券買っとけばよかった!でも買ったらキタサン切ってるかもしれん。キタサン切って悶死するよりは、買わない馬券でむなしい自慢するほうがましかもしれない(^_^;)