鉄の人脈

週末が来るまで今週末が3連休だということに気が付いてなかった(^_^;) 今日も休みなので昼からお出かけ。先週茨城県大洗の激鉄訪問を行ったが、その方からご教示いただいた切符買取販売のお店に行ってみた次第である。
その店は埼玉県さいたま市内にあった。駅でいうと北浦和である。北浦和界隈は意外と面白い店が並んでそうな感じだったが、一方で道が狭くて駐車場も多くない。そんな北浦和のとあるビルに行ったのだが、一階は普通の美容室で、切符のことは表札も何もない。ここでいいのか…?躊躇していると嫁がずかずかと二階に登っていった。二階の一室に小さな札がかかっており、ようやくここが目的地だとわかった。が、ドアには鍵が。インターホンを押して店主を呼び出す。
マンションの一室を借りて切符や鉄道グッズの買取販売をやっている、との店主の説明。土日祝しかやってないとのことなので、平日は正業?についていらっしゃるのだろう。私とほぼ同年代の店主とまたしてもひたすら鉄のマシンガントーク(^_^;) 鉄話を始めるといつ終わるかわからんの。
もちろん商品の古切符も拝見。いったん手に取ってしまうと、どれもこれも「これスゲー!」となってしまう。それはそうだ、今時硬券なんて滅多に売ってないし。店主によると国鉄時代のよりもJR化後の硬券のほうが数が少なくて高値傾向らしい。国鉄の古い切符は昭和30年代とか思いっきり古いやつは値打ちがあるが、そうでないのは値段が低いようで、列車名入りのD型硬券特急券でもたったの80円しかせず、石狩沼田からの硬券急行券も200円しかしない。切符趣味は時代の経過とともに収集家が減ってきて全体的に価格は低下傾向だそうで、私の膨大な切符もその価値を減じつつあるようでちょっと悲しい。まあ、資産にしたくて集めてるわけではないのでいいけど。
収集家にとって最も深刻な話題は、先週の大洗でも同じ話をしたが、収集した切符の整理。「ポケッター」というアルバムも、中に挟む硬券に特化したリフィルも発売が無くなって入手困難となっており、大洗の亭主も北浦和の店主も困っておられる。もちろんみんな(私も)かなりの量をストックしてはいるが、もう売ってないとなると心細くなるものである。
しかし近々、硬券用のリフィルが発売されるらしいと教えてもらった。後で調べたら、硬券印刷を行う関東交通印刷という会社が新規に発売を始めるらしい。それは朗報!でも価格は今までのように安くはないだろうという話だった。
そういう情報交換をしつつ、目に入った切符を数点購入させていただいた。初めて来た客なのにちょっと値引きしてくれたのは、私が鉄だと認定してくれた証かしら(^_^;) お土産ももらって、ほくほく顔でお店を後にした。鉄道趣味は一人でやる趣味、というのが持論だが、そうしなければならないというわけではなく、鉄同士でマシンガントークの応酬というのもまた楽し。