さらば筑紫郡

「那珂川市」議会が名称議決 町から市へ移行 那珂川町【福岡】」…筑紫郡で最後に残った町、那珂川町の人口がついに5万人を超え、「那珂川市」として市制移行することが決まったそうだ。
私が福岡にいたころから筑紫郡那珂川町だけで、福岡平野の南部(旧筑紫郡地域)に住んでた人の間では一番の僻地扱い(^_^;) そこから通学してくる奴は田舎者呼ばわりされるのがお約束だったが、JR博多南線爆誕してから情勢は一変しただろう。
以前は那珂川から福岡市中心部に出るには大橋まで西鉄バスで出てこなければならず、時間がかかるし道路が渋滞するので時刻通りに走れない。そういう「距離」が那珂川を僻地たらしめていたが、博多南線に乗れば那珂川から博多駅までわずか11分。運賃に100円の特急料金を乗せるだけで乗れて、ノンストップだし、座席にも座れる。快適な通勤・通学が約束された立派な郊外である。
那珂川町が市制施行することで筑紫郡はついに消滅である。最後の1町になってからが存外長かったがやっと、である。その間に糸島郡が消滅しており、福岡市の周りで残るは糟屋郡のみとなったが…糟屋郡が無くなることは多分ない。糟屋郡のそれぞれの町はまとまりがなく、人口が5万人を超えた町から単独で市になったりするのだろう。