日高本線の前途は暗い

高波被害で不通が続くJR北海道・日高線にDMVの導入検討 沿線の7町長 被災区間の復旧断念」…JR北海道ネタ1発目。廃線必至の日高本線だが、廃止反対の沿線自治体も高波被害が激しい豊郷−大狩部間の復旧を諦めた模様。やっとそこまで話が進んだか。で、DMVを導入して廃線区間だけ道路を走り、線路のある区間では線路に戻るという案を検討中とのこと。
うーん、まあ、気持ちはわかるけど、そのままずっと道路走ったほうが合理的じゃね?日頃誰も利用しない鉄道に期待されている事は、悪天候で道路交通がマヒしたときの最後の頼みの綱、かと。一部区間が道路だと、その区間が運転できなくて結局運休。存在価値が問われる事態だ。投資が無駄になるんじゃないかね。
つい先日、JR只見線の沿線自治体が上下分離方式を決断したという驚きのニュースがあったが、日高本線沿線自治体にはその覚悟はあるだろうか。これまでの反応を見るときっと無いなと思わざるを得ないが、おそらく上下分離でないと線路の維持は無理だろうから、やっぱり廃線か。残念だが。
そもそもJR北海道が開発を諦めてしまったDMVをいまさらどうやって導入するのか?と疑問に思ったら…まだ開発は途絶えてなかった。徳島県が安佐海岸鉄道向けにDMVの新車を製造するらしい。安佐海岸鉄道か!あそこも廃止待ったなしだもんな、DMVで奇跡の逆転ホームランを打てるといいのだが。