SL保存活動に暗雲か

SL復活の立役者・恒松さんの事故死悼む 山北」…数日前に西日本新聞の記事で見てショックを受けた記事。ここ数年程、SLを圧縮空気で動かす方式の動態保存が少しずつ増えてきていたが、その立役者だった方が23日に山口県中国自動車道で事故死なさったと。
空気で動くD51で有名になった群馬は川場村のホテルSLでは24日付で今シーズンのSL運転は終了という案内が出ている。しかし理由が「D51が故障したため」とあるが…おそらく、故障したのはD51ではなく…(;_;)
最近ニュースになった静岡県は山北のD52。つい先日、14日に復活祭を行い、あのバカでかいD52がついに動いたばかりだというのに…。D52の今後の予定は白紙になった模様。誠に残念と言わざるを得ない。真岡鉄道の空気で動く9600も、もちろんこの人が修復したとある。圧縮空気SL以外にも各地で保存SLの修復などを手掛けてきておられたようだ。これはSL保存活動にとっては痛恨というべき。ご本人も61歳ということでまだまだやる気満々だったと思うが、非常に残念。
それにしても、だ。中国自動車道山口県区間は実に事故が多い。芸能人の桜塚やっくんもここで事故死したし、その前にはフェラーリの団体が多重衝突事故を起こしたのもここら辺。逆バンクのカーブが連続する運転の難しい区間で、無理に飛ばすと危ないらしい。
山北に関してはこの記事⇒「D52半世紀ぶり復活 亡き機関士の“魂”引き継ぎ山北町、運行継続へ」によると今後も運行継続に向けて頑張るとのことだが、整備士兼運転士を失って一からやり直しの形。いや、本当に残念…。