特急は指定席が基本

JR東日本特急から「自由席」が消えているワケ」…そんなわけで、昨日乗った「ときわ」にも関係するJR東日本の新しい特急料金体系の件である。最初に導入された「スワローあかぎ」等は不評と聞いたが、しかし「ときわ」乗車を体験してみると面倒どころかホームで帰るのでスゲー便利。最近、自由席に乗らなくなった私としては、全指の特急は車内空間がゆったりしていてむしろありがたい。
この記事で言いたいことは、自由席はコストが高いということ。指定席より値段が安いのにコスト高いとはこれいかに?だが、自由席は車内精算が多くて車掌の業務量が多くなり、時には応援の車掌を乗せて複数人で検札やったりするので人件費が多くなるという理屈である。また、とりっぱぐれも多いのできちんと料金払った客がバカを見るということにもなりかねない。
せっかく指定席のシステムが高度にコンピュータ化したのだからこれを使ってコストダウンを、というのはまあ当然の話か。これでJRから自由席が一掃されたら、特急は昭和30年代の「特別急行」だった時の姿に戻るわけやね。
だがこの記事はJR東日本のことしか書いてなく、他のJRのことはスコープ外。では他社はどうかというと、JR東海は「のぞみ」で全指を実現したものののちに3両を自由席にした。JR九州は短区間特急券を発売し、特急の停車駅も多くして「より気軽に乗れる有料特急」を目指しているが、とりっぱぐれがかなり多い模様。JR東以外には特急を全指にする傾向はなさそうだが、東が成功させたら他のJRもそれに倣うかもしれん。