最も遅れた列車の記録は

外はしんしん 中はわいわい トワイライト25時間遅れ」…トワイライトエクスプレスが雪にはまって大幅遅れ、というニュースはもう聞き飽きた。しかし今回のはまた一回り大きい。たしか昨日の午前中だったか、青森駅で抑止を食らっていた大阪行きが21時間遅れで発車したとかいうニュースを見たのが初見。21時間?トワイライトEXPの走破時間が21時間だぞ。丸一昼夜停まってたのかい。まあ、そこからたった4時間遅れで終点まで走り切ったという点には努力賞でもあげようか。
実はその時札幌行きも大館まで来たところで抑止、結局そこで打ち切りになった。その車両は大阪に回送するにあたって一度青森まで行って機関車を付け替え、そして大阪に帰ろうとした。
そして⇒「寝台特急また立ち往生/大雪のJR奥羽線 青森県弘前−秋田県大館」…大館にすらたどり着けずまたまた雪にはまってにっちもさっちもいかない有様。大館から青森に寄らず、直に大阪に帰れば良かったね…。機回しできないから青森まで行ったんだろうけど。
トワイライトEXPの25時間遅れというのは滅多にない大幅遅れ記録だが、もちろんこれが日本最長というわけではない。昭和38年、新潟発上野行き急行「越路」が記録した空前絶後106時間21分遅れというのが伝説として残っている。「三八豪雪と急行「越路」」という記録によると、暖房が切れたため車内に火鉢を持ち込んだところ乗客の大半が一酸化炭素中毒になり一部が入院する羽目になったり(患者はラッセル車で輸送したとか)、乗客を近隣の民宿に宿泊させて開通まで待機させたとか、凄まじすぎて実感がわかない。