有料撮影会の意義

撮影会参加料1万円…大手私鉄最古の車両、「引退」前に」…え?一体何の車両?と思ったら、西鉄313形のことだった。たしかに生まれは昭和27年、日本初のモノコック構造車体の電車であり、その後登場した東急5000形等の礎となった貴重な車両である。そんな終戦直後に作った車両がいまだに現役というのも面白い話だが、西鉄がいかに物持ちが良いかということの証明?にもなっている。
そんな313形ももう再来月には引退か。引退前の撮影会は参加料を1万円も取るという。ずいぶんな業突く張りだが、参加者を100人に限った上に参加料を1万円も取ることで、頭のおかしい写真鉄どもが殺到して撮影会が阿鼻叫喚の巷になるのを防ぐためか、と考えると得心はいく。1万円も払う奴はきっと西鉄愛にあふれた奴だろうから、怒号飛び交う残念な撮影会にはなるまい。参加者は是非堪能してほしい。