WindowsXPサポート切れの件

今日リリースされたバグfixをもってWindowsXPのサポートは終了である。こんな話はかなり前からされていたにもかかわらず、まだ置き換えが終わってないよどうしよう囧rz とか騒いでる人達、どうなってんの?もっと早く対策しとけ。
と言いながら私も予備のXPマシンの対策を直前になって行うわけだが。まあ、予備だからいいのだ。
そのPCはもう10年選手となってしまったLet's Note R3である。もう捨ててもいいくらいの低性能になってしまったが、このPCはもともとファンレスだった上に、数年前にHDD故障によりストレージをSSDに換装したため無音PCとなったのでなんだか嬉しいってのが一つ。あと、重量が約1kgという軽量が嬉しいってのが一つ。これらの理由によりあくまで予備として捨てずにいた。(捨てるとリサイクル料金が発生するし)
問題点はやはりOSで、HDD故障時に代替のXPをゴニョゴニョしたためUPDATEには気をつけていたのだが、今回の最終UPDATEに備えるためMicrosoft Updateにアクセスしたときに叱られるようになってしまった。まあそれ以前からXPですら快適に使えない感じの低性能だったため、もっと軽量なOSに変えようと思っていたのでこれを機にLinuxをインストールすることにした。
しかしLinuxはインストールはともかくその後の設定が面倒くさいなー、と思っていたのでなかなかやる気がしないでいたのだが、最近はやりのUbuntuだったらインストールも簡単で使い勝手もいい!と言うのでそのパッケージをダウンロードしてDVDに焼き、外付DVDドライブを接続してインストーラを立ち上げようとした。…起動しない。なぜに?他のPCでそのDVDを入れてみるとUbuntuインストーラが起動するので、これはPC側の問題だ。
実は最近のUbuntuはCPUの一機能、PAE (Physical Address Extension) とやらに対応してないとインストールできないらしい。R3は古いのでもちろんそんな機能は無い。それにしてもDVDブートくらいはしてくれても良さそうなもんだが。PAE非対応の古いバージョンのUbuntuならインストールできるようだが、サポート切れの問題もあるし第一古いOSを入れたくはない。
ということでR3にもインストールできそうでしかも軽量なOSを探してみたら、パピー(Puppy Linux)というのを見つけた。これだとR3にも余裕でインストールでき、インストールも実に簡単、しかも軽量なのでサクサク動くといいことづくめ。さっそくWindowsからインストールするexeファイルのパッケージをダウンロードしてダブルクリックしたところ…ほとんど何もしないうちに完了。PC再起動後にブートメニューが出てきてOSの選択ができるようになった。ああ、何もしないで自動的にデュアルブートになったよ。
パピーは初回起動時にいろいろな設定メニュー画面が出てくるが、それにホイホイ答えるだけであっさり使えるようになった。無線LANすら簡単に使えるようになってる。これはスゴイナー!昔Linuxのお試しインストール時に面倒くささに根負けしてほとんど使わずじまいだったのを思い出すと、進歩の著しいことに驚くしかない。
主な用途は旅先で使うインターネットアクセス用(今ならタブレットを用意する感じ)なのでせいぜいブラウザが使えれば良く、あとはExcelファイルが開ければなお良しといったところだが、デフォルトブラウザはOperaだった。なんと懐かしいOpera!タダだけど広告が出るので使わなかったOperaにここで再会するとは。表計算ソフトも入っているのでExcelファイルも開けそうな予感。でもまだWindowsPCとのファイル受け渡しを試してないのでExcelファイルが用意できていない。近々試す予定。
こんな感じでパピーには好感触だが、こうなるともうWindowsXPは要らんな。できればXPを削除してパピー単独にしたいが、やはりいったんSSDをフォーマットしてパピーを再インストールするしかないのかな。あとできればブラウザはFirefoxにしたいが、Firefoxがメモリ食いで動作が重いとかいう説が。まあおいおいやってみよう。