騰波ノ江駅のトロッコは今

今日も晴れたので、いよいよ重い腰を上げてお出かけしてみた。といっても昼からの出発なので、隣県をちょっとなめる程度になるが。
前から気になっていた、関東鉄道騰波ノ江駅に復活したという貨物線に行ってみた。何の下調べもしてないが、トロッコか何かに乗って往復できると聞いている。乗れるものならぜひ乗りたいが、乗れなくても何かいいモノが見れるような気がする。
千葉県から行くと騰波ノ江も結構遠いが、天気いいし気温もちょうどいいし気分よくドライブできる。で、久しぶりに訪ねた騰波ノ江駅だったが…人気は全く無い。いや、近所の子供が二人、駅舎の階段に座ってゲームしてる。肝心の線路はどれじゃい?なんかホームの裏に短いが新しい線路が引いてあるが、もしかしてこれかな。
長さは、100mあるかないか。貨物線を復活と聞いていたが、どうみても昔の貨物ホーム跡の線路を引き直した程度に見える。ちょっとイメージしていたのと違うな。線路上には軌道自転車が1台乗っている。ボデーに「鹿島鉄道」と書いてあるので、廃線になった鹿島鉄道からの譲渡か。いずれにしても貴重とは言える。
駅舎側の線路端に小さいターンテーブルがついていて、軌道自転車の方転ができるようになっている。ほんとに小さくてかわいいターンテーブルである。でも反対側の端にターンテーブルは無いので、後ろ向きに帰ってくるか、仁宇布のトロッコ王国みたいに持ち上げて方転するのか。
他に小っちゃい無蓋車と、線路の中ほどにエンジン付きの軌道自転車があった。自転車2台も用意していて意気込みは十分に見えたが、いかんせん線路の長さが短すぎるような。これじゃすぐ飽きちゃう…是非延長を期待したいが、見る限りでは近くの家をどかさないと線路のばせなさそうなので、無理かな…。
先の子供以外誰もいないので、こっそり自転車に乗って線路を往復するのも不可能ではないが、立ち入り禁止のロープも引っ張ってあるし、いかに鉄ヲタとは言えいい歳こいたオッサンが無茶苦茶やるのもよろしくないので写真を撮るだけにした。
騰波ノ江はとっくの昔に無人化しているので、カメラもって構内をウロウロしていたら、列車が接近してきたので写真撮影。やってきたのは単行のワンマンカーで、車内は客がまばらにいた。実は関鉄、水海道以北の閑散区間も日中30分ヘッド!の高頻度運転?を実施していた。だからしばらく待ってたら列車がどんどん来る。さらに、騰波ノ江みたいな無人駅にもパスモのリーダーが設置されていて、交通系ICカードが使える(そして自動券売機は無い)。関鉄は金かけていろいろ攻めているみたい。
だが…悲しいお知らせもあって、水海道以南の小駅…西取手、新取手、稲戸井の各駅がほぼ無人化というお知らせが貼ってあった。それを見ると、寺原、ゆめみ野、南守谷、小絹の各駅も既に無人化したとのこと。マジか…比較的大きな石下駅も、駅員配置は朝だけになっていた。
うーん、何年か前にゆめみの駅が新規開業した時にわざわざ硬券入場券を買いに行って、昼間の駅員無配置時間帯に行ってしまって2時間待った記憶が蘇ったが、できたばかりのゆめみ野駅もさっそく無人化か!硬券買いに行っておいて本当に良かった。それにしても、関鉄は機械化を進める一方で駅の無人化を図り、コスト構造の変更を強力に推し進めているのだなあ。
騰波ノ江はそろそろ飽きたので、一つ手前の大宝駅と、駅前の大宝神社に移動。ここは去年の春に義父の病気平癒を祈りに神社をハシゴした時に来たが、今日はその時のお礼と、私の金運をお願いしに(^_^;) 静寂に包まれていると思いきや、観光ツアーバスが到着していてお客がたくさんいたあるよ。
神社は城跡でもあった高台にあるが、城下?には敵返不動尊というなんとも曰くのありそうなものがあった。とは言っても、小さい祠?の中にお不動様が埃にまみれて立っておられた。隣の祠も同様で、もっときれいにしてあげようよ、という感じ。しかし祠の壁には剣をかたどった飾りがついていて、やはり戦争関係のお不動様なのだろう。
あとは、今まで通ったことのない道路を狙い撃ちにしてあちこち走り回ってから帰宅した。写真もいろいろ撮ったが、まだ撮りっぱなしで何も加工していない。PCに現像ソフトはインストールしたので、暇があったらやってみたいのだがイマイチやる気が起きなくて…(^_^;)