一大事なのはわかるけど

青い森鉄道 収入ピンチ」…近い将来(多分来年3月)に起こるであろう寝台特急北斗星」「カシオペア」廃止によって、収入減少が予想される青い森鉄道が悲鳴を上げているというニュースだが…
青い森鉄道の旅客収入に占める寝台列車の割合が2割もあって、それが無くなるとダメージ大なのはわかる。寝台列車は線内を通過するだけだが、その運賃・料金はJRが乗客から徴収して青い森鉄道に払うので、ある意味おいしい商売ではあった。
なので悲鳴を上げるのまでは理解できるが、JRに列車存続を働きかける、というのはいかがなものか。これってさあ、去年初めてこのニュースを見た時から思ったけどさあ、ただJRに泣きつくだけってのは無理じゃね?
JRが「北斗星」などを廃止する表向きの理由は、青函トンネルに新幹線を通すことで起こる不都合なことを解決するための一環、ということだが、前々から廃止したいのは明白で、今回ようやく廃止するのにもっともな理由が出来たから廃止するのである。
その負のエネルギーを、青い森鉄道が「収入が減るから運転して」とお願いするだけで覆せるとは到底思われない。けんもほろろに拒否されるのは間違いないと思う。もうちょっとひねりを入れないと100%無理。
JRが廃止する理由を青函トンネルが云々と言うなら、「では上野発青森行の夜行列車をもう一度運転しましょう!」と提案する。車両が古いから無理と言われたら「ではわが社も金出しますので新車作りましょう!」と提案する。客が少ないから儲からんと言われたら「夜行列車は座席でいいじゃないっすか!定員を増やして数を稼ぎましょう!高速バスと競り合うけど、儲けが出るよう一緒に頑張りましょう!」と提案する。
要するに、自分も汗かくから協力してとお願いするわけ。もちろん、同じ立場にあるIGRいわて銀河鉄道を巻き込むことも必須。まあ多分それでもJRにはけんもほろろに拒否されるだろうが、最低これくらいしないとダメでしょうということ。万が一JRの方針が覆って寝台列車が残ったら狂喜乱舞して乗りに行って収入増に貢献したいので、頑張ってほしいとは思うけど。JR、IGR、青い森の3社で寝台列車運行会社を作って運転させるってのはダメかなあ。IGRと青い森が小さすぎて無理か…