女性専用車に敢えて乗る…わけはない

通勤電車の「女性専用車両」 男性が乗車するのは違法か?」…この記事の通り、最近の通勤電車に当たり前のように導入されている「女性専用車」は正確には「男性が乗車を自粛するよう要請する車両」であり男性が乗ってはいけない法的根拠は何もない。鉄道会社も重々承知なので、車内放送で常に「いつも女性専用車にご協力いただきありがとうございます」みたいなことを言うのもそのためだ。
法的に問題ないからと言って女性専用車に堂々と乗車して周囲と諍いを起こすのは面倒なので私はもちろん乗らないが、中には敢えて悶着を起こしたい人もいるのだろう。だいたい、女性専用という名前が悪いよな。もっと「男性の協力のもとに存在しているもの」であることを強調できる名称はないものか。
まあそれはさておき、記事中には「日本で最初に女性専用車両を導入した京王帝都電鉄」とあるが…おいおい、昔の国鉄に“婦人子供専用車”があったろうが!というわけでWikipediaを見ると、この手の女性専用車の日本での初出はなんと1912年(明治45年)だそうだ。しかも、京王が女性専用車を導入した2000年より前の1998年に会社名を「京王電鉄」に改めてるし。記事を書くときはウィキぐらいは見ておこうぜ。