危機一髪!飛行機に乗り遅れるか?

年休とって久々の4連休。雨が降っているのは残念だが、さあ帰省するぞ!というところで、またしてもやってしまった。
飛行機の出発時刻が14時10分、それに備えて早めに車で羽田空港に出かけようとしていたのだが、なんだかんだで出発したのが12時過ぎになってしまった。既に1時間半ちょっとしか余裕がない。
そんな状況で、さっそく首都高三郷線の渋滞にはまる。下(一般国道)を行ったほうがいいだろうか、でもそれじゃ間に合わんし…ということで敢えて渋滞に突入した。が、ここは比較的流れていたので短時間で切り抜けた。ああ助かった。
しかし、渋滞情報を見ていると、この先小松川線両国JCT付近、環状線浜崎橋JCT付近、湾岸線大井付近で渋滞しているようだ。ああ、いったいどこを通れば間に合うのか。
とりあえず小菅JCTから小松川線に入り、渋滞が始まる直前の向島ICで降りて、一般道を行く。カーナビ見ながら空いてる道はどれか…と探りながら走っていく。このまま一般道を行ったのではやはり間に合わない。どこかでまた首都高に上がらないと無理!でもどこから上がる?と探していくと、上野線が全く空いていることに気がついた。ので、橋を渡って浅草の街のど真ん中を突っ切り、入谷ICで再び首都高に上がる。上野線はガラガラですいすい進むが、すぐに環状線に突入。一路空港を目指す。
しかし、掲示板を見るとこの先京橋付近で事故渋滞!ああ、これでは間に合わぬ。…と絶望しかけたところに、希望の分岐点が。通称「Y」こと八重洲線の分岐である。本線は力いっぱい渋滞しているのに、八重洲線に入ってく車は少ない。いちかばちか、こっちに行くぜ!と八重洲線に入ると、ここもまたスカスカ。まるでワープでもするかのように、事故箇所を通り過ぎた。
汐留で環状線に戻るともう残り時間が30分くらいしかない。浜崎橋を過ぎて1号羽田線に入ると、湾岸線の渋滞表示が見えたので、敢えて羽田線を直進。空港西ICの直前で少し混んだものの、ここまで順調。しかし、この空港西から羽田空港国内線ターミナルまでがまた遠かった。整備場のあたりから国際線ターミナルを通って、土地を半周する形でやっと国内線ターミナルへ。
しかも、さらなる新事実が。なんと、国内線ターミナルの駐車場(P1〜P4まである)がすべて満車になっている!これでは間に合ったとしてもどうしようもない。しかし迷っていてもどうしようもない、第一ターミナルのJAL出発ロビー前に嫁と荷物をおろしてチェックインに行かせ、私は車を駐車場に入れることにした。この時、残り20分。
第一ターミナルと第二ターミナルを周回してみたが、やぱり駐車場はすべて満車だ。ええい仕方がない、一番近いP1駐車場に列を作って車を入れるしかない。嫁の連絡でチェックインは受け付けられたというので、最悪の場合、嫁だけでも飛行機に乗ればよい。あるいは飛行機を待たすことになっても、やむを得ない。そんな身勝手な考えも浮かんだ。
ANA側のP3,P4駐車場にはすごい数の車が並んでいたが、JAL側のP1駐車場にはさほど並んではいなかった。とはいっても私の前には9台いる。それが3つのレーンに分かれて整然と並び、ゲートが開くのを待っている。やはり間に合わんか…
と思ったら、ゲートは意外と頻繁に開閉して、車を通している。5分ほど待ったら自分の番が来て、すんなり駐車場に入ることができた。これぞ天啓!最上階に空きを見つけて車を止めると、嫁が待つ第一ターミナルの保安検査場「C」まで全力疾走!出発ロビーの人混みをかき分けCに着いた。
が、肝心の嫁がいない。時刻はもう14時を過ぎている。ので、近くのお姉さんに14時10分発の福岡行きに乗りたいと言うと、もう締切なんですがと言いながらあわてだす。私は嫁に電話を掛けると、向こうのほうから嫁が走ってきた。なんでも嫁は時間がないにもかかわらずお土産を買いに行っていたのだった。
こうして二人合流したところで、保安検査場を最優先で突破し、搭乗口へ。福岡行きの搭乗口は保安検査場のすぐ近くにあるのでここは時間がかからない。搭乗口にはまだ乗客の列ができており、我らはようやく間に合ったという実感がわいてきたのであった。
それにしても…前にも一度こんなことがあった。間に合うと思って余裕で家を出発したら首都高が渋滞していて、予約していた駐車場はキャンセルして空港の駐車場に直で乗り入れして危うく飛行機に間に合ったという前例が。今回のはそれよりもっと危険だった。もう間に合わないと思ったことが何度もあった。どこか一つでも判断を間違っていたら絶対に間に合ってない。そんな危険極まりない、危ない橋を渡ってしまった。要反省である。
それともう一つ。飛行機って出発直前でもなんとか乗れるもんだな。はっはっは。
こうして我らは無事に福岡に飛ぶことができた。私の実家に直行して、夜は馬刺しを腹一杯食って満足して寝たのであった。